kokokara鍼灸Pranaの施術例

婦人科

更年期時の帯下(おりもの)の悩み

2023.01.11

これまでの経過

ここ3ヶ月ぐらい、生理前になると帯下(おりもの)の量が急に増える。帯下(おりもの)が触れるとすぐに肌荒れを起こし、かゆみも出るため、シートを使用しているが、そのシートでも肌荒れ・かゆみを起こして非常に不快である。

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鍼灸院としての診断

更年期では、もともと、エストロゲンの分泌が低下することにより、膣内の粘液が減って乾燥が生じることで陰部のかゆみを誘発することがある。もともと生理期でもナプキンによる肌トラブルに悩んでいたとの事。
東洋医学的にも、更年期は生殖機能や泌尿器系の機能を司る「腎」の働きが衰えること、また、「血」の滞りが原因の「血瘀」などから陰部のかゆみが生じると考えます。
特に生理前は浮腫みやすいとのことで「水滞」もあり、帯下が増える要因もある。

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治療方針

補腎・血水の循環促進

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治療内容

鍼灸セラピー後、五行体質別ハーバルスチームを行う。

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施術回数・頻度・期間

ちょうど帯下が増えたときにケアを受けていただくが、翌日の帯下の量が激減したご報告と帯下以外の更年期症状は比較的治まっているとの事(以前は落ち込みや出血増加、寝汗あり)から、生理1週間くらい前に同様のケア(鍼灸セラピーと五行体質別ハーバルスチーム)を受けていただく。
また、その後、生理前までに可能であれば1回五行体質別ハーバルスチームのみをお勧めする。
今後は、次回生理期までの状態を観察していた

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施術後のケア

ストレス・冷えに注意して生活をしていただく。(「イヤ」という感情に気づく、入浴、食べ物、ストレッチなどの運動など)
生活のリズムを出来るだけ崩さない。
三陰交へのお灸など
をお伝えする。

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