鍼灸サロン PALの施術例

赤ちゃんの夜泣きと便秘

2020-02-28

病院での診断

特になし

これまでの経過

9か月ころになり、急に夜泣きが始まった。
ひどいときは1時間に1回起きて泣く。
寝ぐずりもあり、毎日30分以上抱っこして寝かしつける。

離乳食が2回食になり、少し硬くなり始めてからは便秘もある。
(今までは毎日出ていたが、2日に1回になり、コロコロうんち)

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鍼灸院としての診断

赤ちゃんの場合、日中の活動状況や、寝る前の授乳や食事の状況、また寝る部屋が暗いか否かによって夜泣きにつながるケースが多々あります。
また、便秘があり、お腹が苦しくても夜泣きになることもあります。

また、夜泣きは「行動性不眠症」という定義がさせていて、そのなかでも「入眠時関連型」に含まれます。

そのため、赤ちゃんの1日の生活リズム、食事内容、睡眠環境、寝る前に興奮していることはないか、などを詳しく問診しました。

問診の結果、この赤ちゃんの場合は、便秘による夜泣きと、音に少し敏感になっていると考えました。

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治療方針

皮膚の過緊張部をやわらげ、オキシトシンの分泌を良くし、自律神経のバランスを整えることを目的に行います。

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治療内容

1回目
表情はしかめっ面で、足の冷えがある。
皮膚の過緊張部位に、刺さない子供用の鍼を行いました。
施術にかかる時間は5分程度です。

2回目(2日後)
翌日ウンチが大量に出て、寝ぐずりがひどかったが、夜泣きは1回に減った。
鍼は前回同様に行いました。

3回目~5回目
夜泣きは落ち着いたが、夜中に起きて一人で遊びだす。
(この場合も夜泣きの一種に含まれます)
鍼は同様。

6回目
年末の帰省で夜泣きが復活。
離乳食は3回食になったが、あまり食べず主に母乳。
鍼は同様に行うが、ウンチが出ていない割に腰回りの反応点はない。

7回目
泣き叫んで起きて授乳。寝ぐずりで2時間抱っこしていた。
鍼は同様。

8回目~17回目
夜泣きは落ち着いた。
離乳食もたくさん食べるようになり、たくさん動くようになった。

健康管理のため、現在も来院継続中。

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施術回数・頻度・期間

施術回数17回
(環境の変化による夜泣きはあったが、3回でほぼ良くなる。)

施術頻度
夜泣きがひどいときは毎日
落ち着いてきたら1週間に1、2回~2週間に1回

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施術後のケア

食事やお風呂のタイミング、夜寝る前の入眠儀式等行動へのアドバイスを行いました。

少し運動量を増やし、寝る前のテレビを控える等、よく眠れるような環境を作ることをお勧めしました。

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