ミズノ接骨院 ミズノ鍼灸マッサージ院の施術例

背中

腰痛・左下肢のしびれ

2021.04.02

これまでの経過

既往歴:腰痛
10年くらい前から腰に痛みを感じるようになり、ひどい時は5分立ってるだけで腰が痛くなり立っていられなくなることもあった。
腰痛がでるようになってから、今まで運動はしてこなかったが少しずつ運動を始めてからは、徐々に痛みが和らいできた。しかし左側の腰から臀部辺りの痛みは改善されなかった。

現病歴:2年前から左下肢にも痺れを感じるようになった。週末に1度ゴルフをしていて、ゴルフをした後は1~2日くらい腰痛と左下肢の痺れが特に強く感じ、週明けの仕事では辛い思いをしながら仕事をすることが多くなった。
今までマッサージは受けたことはあるが整形外科には行かなかった。腰痛と左下肢の痺れの症状をなんとかしたいと思い、鍼治療を希望し来院されました。

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鍼灸院としての診断

上記のようなお話を問診で伺った時に、他には自発痛、夜間痛、誘発痛、膀胱直腸障害の症状はなく、下肢の痺れがあるということから神経根・馬尾神経等の末梢神経障害が疑われた。

「腰痛・下肢の痺れ、痛み」の主な疾患は腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎分離症、腰椎すべり症、骨粗鬆症による腰椎圧迫骨折などが含まれる。
病因としては1.骨(骨棘、骨膜、骨髄)2.関節(椎間関節)3.椎間板 4.神経(神経根、馬尾神経、脊髄神経前枝-洞神経、脊髄神経後枝ー内側枝ー関節枝)5.血管 6.軟部組織(筋.靭帯)の異常.障害.病変が考えられる。

・今回の症状では今まで整形外科には行かなかったとのことで、画像診断など医者の診断情報は伺えなかった。
・動作時痛は前屈痛が認められて、他の動作時では特に痛みは認められなかった。
・徒手検査では、SLRテストによる左下肢の痺れの誘発はなかったが、ハムストリングスの突っ張り感による痛みを訴えられました。他にも徒手検査を行ったがとくに陽性反応はみられなかった。
・触診では腰や臀筋群などの筋肉の張り感、硬さが感じられたのと、第2第3腰椎の間が狭くなってることが認められた。また、脚の左右の長さは均等で、骨盤や腰~背中の歪みはみられなかった。

上記のことから、骨、関節の加齢による変性が仮にあるとしたにせよ、それらが直接的に症状に関係しているとは考えにくく、全体的な体の柔軟性はあまりなく硬い感じや、第2第3腰椎間の椎間板が狭くなってること、また、腰回りの筋肉が硬くなっていることなどで神経根が圧迫されている末梢神経障害なのではと考えた。

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治療方針

治療方針として、腰、臀部、脚の硬くなっている筋肉を緩めるマッサージ指圧の半身治療を行った後、腰臀部の深いところの筋肉を緩めるためと、末梢神経障害にアプローチするための鍼パルス通電治療を行い症状の緩解、改善するように施した。

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治療内容

・脚腰のマッサージ指圧施術。

・鍼治療は、全て使い捨てのディスポーザブル鍼。
刺鍼部は腰、臀部の筋肉と神経系にアプローチするツボを取穴して置鍼。
パルス通電をして遠赤外線で温める。

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施術回数・頻度・期間

1回目の治療後、腰の痛みは殆どなくなり痺れも大分和らいだとのことで喜ばれていました。痺れはまた出る事があるので最初は週2回の間隔で同じ治療を3回目まで行いました。
以降、本人の希望で全身メンテナンスのため全身治療に変えて週に1回のペースで通い続けています。

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施術後のケア

・施術後は血行が良くなっているのでお酒は控えめにしてください。
・(冬だったので)体を冷やさないようにしっかりと管理してください。
・プライベート時で、長時間の同じ姿勢はなるべく避けるようにしてください。
・ゴルフ後はクールダウンのストレッチを行い、お風呂でしっかり体を温めて出来るだけ休息をとるようにしてください。

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