【女性のための鍼灸院】鍼灸 風月院 の施術例

顔面神経麻痺
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顔
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目
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口
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神経系
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女性
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70代以上
2020-08-25
病院での診断
顔面神経麻痺
これまでの経過
仕事が忙しい時期続き、疲労感があった。また、風邪をひいて微熱が続いていた。ある日、起床すると顔の左半分が麻痺しており、病院を受診。顔面神経麻痺と診断を受けて服用を続けていたが、症状が改善しなかったため当院を受診。来院時は右の口元が弛緩し、左側は引っ張られている状態。左右とも(特に右側)瞼が閉じにくい、口を膨らませることができなかった。
鍼灸院としての診断
肉体疲労と精神的な緊張がかかっていたところに風邪をひき、顔面部における気血の停滞が起こったため症状が発症したと診断しました。
東洋医学的な証は、太陽傷寒証、肝鬱気滞~肝気逆と診断しました。
東洋医学的な証は、太陽傷寒証、肝鬱気滞~肝気逆と診断しました。
治療方針
風邪と上半身の過緊張を緩めることで、顔面部における気血の停滞を改善することを目的としました。
風邪をひいた時に反応が出やすい手足や背中の経穴を使い、一定風邪の症状が改善したところで、過緊張を緩める治療へと移りました。
風邪をひいた時に反応が出やすい手足や背中の経穴を使い、一定風邪の症状が改善したところで、過緊張を緩める治療へと移りました。
治療内容
風邪の症状が残っていたため、風邪の治療を行った上で上半身の過緊張を緩める治療を行いました。この方は、もともと加齢による下半身の弱りがありましたが、過緊張によって一気に上半身と下半身のバランスが崩れたことが症状に影響していました。そのため、過緊張を緩めながらも下半身の弱りを強化するような治療を行いました。
施術回数・頻度・期間
週に1回治療を行い、3診目から瞼や口の動きに改善が見られました。
5診目からは、顔をみても麻痺があることが分からない程度にまで症状が改善し、トータル10診で治療を終えました。
5診目からは、顔をみても麻痺があることが分からない程度にまで症状が改善し、トータル10診で治療を終えました。
施術後のケア
カフェインの量が多く、辛い物を食べ過ぎる傾向がありましたが、いずれも過緊張を助長する可能性があるため、摂取量を控えてもらうようお伝えしました。