漢方薬・鍼灸 世珍堂の施術例

婦人科

不妊症

2020.02.14

病院での診断

特に検査では問題なし

これまでの経過

38歳から妊娠を希望し、人工授精を5回行ったが結果が出ず、体外受精へステップアップする際に当店の漢方と鍼灸治療を開始されました。

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鍼灸院としての診断

仕事や不妊治療でのストレスが多く、身体の冷えが強く、基礎体温は全体的にギザギザ、排卵後の体温上昇がやや遅く高温期の長さが短めでした。また腹部の張りや硬さもあり、主に「肝鬱気滞(ストレスで気や血の巡りが悪い」「腎陽虚(生殖機能が弱く体を温める力が弱い)」体質と考えました。

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治療方針

「肝」の機能を回復し気の巡りを良くする「疎肝理気」、および「腎」の機能を高め身体を温める力をつける「補腎陽」をメインに治療を進めることにしました。

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治療内容

毎回舌と脈を診て、その日の体調や基礎体温、病院でのホルモン値や卵胞の大きさなども聞きながら進めていきました。「肝」「腎」にアプローチするツボを使ったり、ストレスの強い患者さんに多くみられる頭頂部の熱さやみぞおちの張り、下腹部の硬さや張り、冷え、また足先の冷えなども観察しながら鍼やお灸で治療をしました。また採卵に備え卵子の質を上げる「養卵鍼」、移植後に胚の成長段階に合わせた日程で「着床鍼」を行いました。

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施術回数・頻度・期間

原則週1回、移植前後は週2回の治療で妊娠されるまでは計6か月、妊娠後は安定期まで週1回、その後は月2回来院頂き35週で(里帰り出産の為)卒業されました。

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施術後のケア

毎回治療の時にツボに印をつけて、毎日ご自宅でお灸して頂きました。またストレスや噛みしめによる頭痛、首のコリが強かったため「歯を離す」行動療法や筋膜リリースストレッチも習慣的に行っていただきました。

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