漢方薬・鍼灸 世珍堂の施術例

腕

アトピー性皮膚炎

2020.07.19

病院での診断

アトピー性皮膚炎、湿疹

これまでの経過

小児期(4歳ころ)から1年を通して全身の痒みとただれがあり、特に夏場は日光や汗で症状が悪化する。皮膚科で塗り薬を処方されたが、しみたりかゆみが増したため現在使用しておらず、喘息とアレルギーの薬の服用をしている。

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鍼灸院としての診断

身体の中に余分な湿気と熱(湿熱)が滞っている状態であり、気・血の流れを司り自律神経のバランスを整える働きをする「肝」が変調していると考えました。また、また喘息があることから皮膚と密接な関係にある「肺」の機能も弱いと考えました。

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治療方針

まずは今出ている症状を抑える為、余分な熱と湿気を排出する「清熱・利湿」、気と血の滞りを取り流れを良くする「疎肝理気」の治療(標治)をメインとし、症状が良くなってきたら体質の改善(本治)をメインにし症状が再発しないようにして行く方針としました。

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治療内容

上記の施術方針に沿った漢方薬(粉薬が苦手の為錠剤)を1日2回服用、鍼灸も主に清熱利湿と疎肝理気のツボを用い、李式の「瀉法」を施し、同時に痒みが特に酷い部分に鍼をして症状を抑えていきました。

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施術回数・頻度・期間

鍼灸は2週間に1回、現在1か月経過しています。

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施術後のケア

長い年数出ている症状の為、即効性はあまり強くない旨をお伝えし、見通しは半年から1年くらいを見て頂くようご本人やお母様にお伝えしました。鍼灸後のだるさ等も無くご本人は施術後に「気持ちよかった」と言っているとのことでこのまま継続していく予定です。

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