鍼灸指圧治療室 香庵(かのん)の施術例

半年前から続く朝起きたときの強い肩の痛みが1ヶ月で改善(肩こり改善事例)
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肩
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背中
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女性
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40代
2020-05-22
これまでの経過
毎朝起きるときに首から肩、ひどいときには肩甲骨の内側や背中にかけて痛みがあり、半年ほど続いている。
痛みは朝だけ感じて、日中から寝るまでは痛みを感じない。
しかし毎朝起きるたびに痛く、気分まで憂うつになってきた。
基本的には健康だが、子供の頃から猫背で、それが影響しているのでは、と思っているとのこと。
痛みは朝だけ感じて、日中から寝るまでは痛みを感じない。
しかし毎朝起きるたびに痛く、気分まで憂うつになってきた。
基本的には健康だが、子供の頃から猫背で、それが影響しているのでは、と思っているとのこと。
鍼灸院としての診断
会社員であり、小中学生の2人の女の子のお母さんでもあり、休む時間がなかなか取れず、1日中何かと忙しい毎日を送られており、毎日仕事では6~7時間ほどパソコンでの業務を行い、かなり疲れがたまっているようでした。
姿勢をチェックしてみたところ、確かに猫背傾向にあり、前を見ようとすると頭を持ち上げるため首と肩の境目に負荷がかかる状態でした。忙しいライフスタイルと仕事の両立による疲労の蓄積が首や肩の痛みを引き起こしていると分析。
姿勢をチェックしてみたところ、確かに猫背傾向にあり、前を見ようとすると頭を持ち上げるため首と肩の境目に負荷がかかる状態でした。忙しいライフスタイルと仕事の両立による疲労の蓄積が首や肩の痛みを引き起こしていると分析。
治療方針
仰向けで施術ベッドに寝ていただき、脈診(鍼灸治療では手首の脈で全身のエネルギーバランスの過不足を診断する方法があるのです)をすると、筋肉の疲労に加え、血流の流れが滞り、痛みが引き出されているサインが出ており、眠りが浅く睡眠中の回復力が働きにくい状態になっていることも診断出来ました。
また、腹診(みぞおちからお腹全体で全身のエネルギーバランスの過不足を診断し、脈診の結果と合わせて診断材料とする方法)ではみぞおち周辺のややつっぱった感じがあり、ゆっくり押すとすぐ抵抗感を感じる状態で、からだがリラックスしたくてもしにくくなっているというサインも出ていました。
仰向けでラクな姿勢を取っていただいているにも関わらず、首や肩周辺は全体的にコリがあり、さらに胸上部、鎖骨下に沿っても「コリ」があり、首と肩のパーツすべてがまるで「ギブスをはめて固められているような状態」といえるほど硬くガチガチになってました。
治療は脈診・腹診の診断結果から、全身のエネルギーバランスを整えるツボを1つ選び、鍼をするところからスタート!
また、腹診(みぞおちからお腹全体で全身のエネルギーバランスの過不足を診断し、脈診の結果と合わせて診断材料とする方法)ではみぞおち周辺のややつっぱった感じがあり、ゆっくり押すとすぐ抵抗感を感じる状態で、からだがリラックスしたくてもしにくくなっているというサインも出ていました。
仰向けでラクな姿勢を取っていただいているにも関わらず、首や肩周辺は全体的にコリがあり、さらに胸上部、鎖骨下に沿っても「コリ」があり、首と肩のパーツすべてがまるで「ギブスをはめて固められているような状態」といえるほど硬くガチガチになってました。
治療は脈診・腹診の診断結果から、全身のエネルギーバランスを整えるツボを1つ選び、鍼をするところからスタート!
治療内容
鍼は、1番鍼という細い鍼を1本使い、1mm未満の深さ(浅さ?)で繊細な技術を使いながら、刺激をしていきます。この鍼によって全身のバランスが整うと同時に、ガチガチに固まった首肩周りの筋肉もゆるみ始めるので、そこから半年間で形成された肩のこりの性質や同じ筋肉ばかり使って疲労しやすいクセなどを見極めながらゆるめていく作戦です(ホントは作戦、って言わないで、治療プログラム、といいます)!
作戦通り、この鍼によって、胸上部、鎖骨下の「コリ」が取れて、からだの前側のつっぱり感(=後ろの部分を引っ張っていた)が取れ、首から肩にかけての筋肉の硬さもゆるんで、左右のそれぞれコリの強いところだけが残りました。
ここから首と肩につながる東洋医学的診断ルートである「経絡(けいらく)」をつかって、左右のコリを一つづつ丁寧にゆるめていきます。そのために経絡上にあるツボに鍼をしていくのですが、やはりこの鍼も1番鍼で1mm未満の深さ(浅さ?)で刺激をしながら施術していきました。
うつ伏せではすでに「首肩から背中全体にかけて」ゆるむ条件をそろえているので、あとは鍼とお灸で補助的な施術を行いつつ、良いコンディションをキープできるチカラを引き出していきました。
作戦通り、この鍼によって、胸上部、鎖骨下の「コリ」が取れて、からだの前側のつっぱり感(=後ろの部分を引っ張っていた)が取れ、首から肩にかけての筋肉の硬さもゆるんで、左右のそれぞれコリの強いところだけが残りました。
ここから首と肩につながる東洋医学的診断ルートである「経絡(けいらく)」をつかって、左右のコリを一つづつ丁寧にゆるめていきます。そのために経絡上にあるツボに鍼をしていくのですが、やはりこの鍼も1番鍼で1mm未満の深さ(浅さ?)で刺激をしながら施術していきました。
うつ伏せではすでに「首肩から背中全体にかけて」ゆるむ条件をそろえているので、あとは鍼とお灸で補助的な施術を行いつつ、良いコンディションをキープできるチカラを引き出していきました。
施術回数・頻度・期間
朝起きたときに肩が痛い、ということで来院頂いたのですが、平日の会社帰りで夕方5時のご予約をいただき、診断してみると首肩全体がガチガチで芯から疲れており、回復力があるにもかかわらず、うまく発揮できない状態でいらっしゃいました。慢性的な肩こりになっていたようです。
丁寧な聴き取りと鍼灸治療により、月3回の施術で改善することができました。
施術当日の夜は久しぶりに熟睡できたことにびっくりされ
丁寧な聴き取りと鍼灸治療により、月3回の施術で改善することができました。
施術当日の夜は久しぶりに熟睡できたことにびっくりされ
施術後のケア
O様、お仕事の疲れを自覚されるようになり、再来院されたときには治療効果の持続と肩こり予防のためのストレッチ指導を行ってからの治療以来、お仕事のお疲れのケアに目覚めていただき、お忙しいながらもこまめにケアをされてること、私もとてもうれしく思います。
これからも、心地良いコンディションを整えてまいりましょう!
いつもご利用ありがとうございます。
これからも、心地良いコンディションを整えてまいりましょう!
いつもご利用ありがとうございます。