- 経絡治療
東洋医学では病気を体全体のバランスが崩れていることから症状が生まれる、という考え方をしています。
基本的な考え方として身体の中を「気・血・水」が巡っていると考えられています。「気」は元気や活気などの生命の活動の原動力。「血」は全身に栄養を届けます。「水」はリンパ液など「血」以外の体内にある水分です。
「気・血・水」は「経絡」という通り道で内臓の全てを繋ぎながら巡っています。しかし、身体の中のある部分の働きが弱くなると「気・血・水」の流れが滞ったり、不足したりします。また、逆に「気・血・水」の流れが悪くなることにより関連する臓器が不調になることもあります。
ここで経絡上に現れたツボ(経穴)に鍼や灸をすることにより身体のバランスを整え、不調を改善することができます。
- 美容鍼灸(全身治療+美容鍼)
【美しさはあなたの内側にあります。】
あなた自身がもっている美しさを引き出し、維持していくことです。
現代人の生活は、頭を使うことが多く、身体を動かすことが少なくなっています。そうすると「気」は頭の方へ行きやすくなってしまいます。
また、食生活では冷たいものを摂取することも多くなっています。「水」は冷えやすく、重力により下へ溜まりやすい傾向があります。そのため、脚はむくんで冷えるということが起こります。
「気」は温まりやすく、上に昇る性質があるので、顔は潤いをなくし、乾燥しがちになります。そうすると、シミやしわが増える原因となります。また「水」は下半身に溜まり、顔は乾燥し、身体はたるんでいきます。
鍼灸は経絡を通じて、全身を巡らし、身体のバランスを整え、身体の中から美しくしていきます。
- 美容鍼灸(お顔のみ)
鍼灸の刺鍼技術である散鍼を応用して、鍼の尖端をほんの少しだけ刺し、直後に抜くという作業を頻回に行いながら、鍼を皮膚の流れに沿って動かし、顔全体に故意に皮膚に軽い傷を与えます。(※目に見える傷ではありません。)
このダメージに対し、皮膚はその修復段階でコラーゲンやエラスチンを増殖させます。この時、鍼は約0.2mm程度、皮膚の基底層に届く程度の深さしか刺さっておりませんので、出血も起こりにくいです。
この治療は肌質の改善を促す事ができ、肌の張りを高め、毛穴、ニキビ跡、小ジワやたるみなど様々な肌のお悩みを改善します。
- へそ灸
へそ灸はおへその上に置いて温めることにより、腹部の血液の流れが良くなり、内臓を効果的に刺激することができるます。腹部には大きな血管が通っており、おへその部分は腹筋が薄くなっており、効果的に温熱が伝わります。冷えは“ちょっとした不調”と思われがちですが、東洋医学では実は万病のもと。冷えが引き起こす病気としては生理痛などの婦人科の病気や自律神経失調症・メンタルの不調などがあります。もぐさ自体には精油が含まれていて、主成分はチネオール(シネオール)。ユーカリやローズマリーなどにも含まれており、リラックス効果も高いです。
へそ灸は以下のような方におすすめです。
冷え症・むくみ・便秘・肌荒れ
胃痛・内臓の疲れ
不眠症・うつ症・自律神経失調症
不妊症・生理痛・生理不順・婦人科系疾患