リスタ・コンディショニング・ルームの施術例
仕事のストレスからうつ病と診断後、3か月後に来られた方
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メンタル
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女性
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30代
2024.02.10
病院での診断
うつ病
これまでの経過
※今回の掲載は本人に了解を得ている事例であることと、個人を特定できないように施しております。
6カ月前よりチームのまとめ役となり、自分の担当プラス人のマネージメントをしないといけなく残業する日が増え始める。
3カ月ぐらいたったころには、ストレスからか眠りが浅くなり、眠っても疲れが取れなくなる。また、朝、会社に行くのが億劫になりはじめたため近くの精神科を受診。
うつ病と診断され3か月の休職となる。
精神科では、薬物療法を受ける。
薬物療法で改善されてきてはいるが、何となく憂鬱な気分があるために当ルームを受診。
病前性格(病気になる前の性格):真面目、神経質、内向的
既往歴(過去に大きな病気をした経験):重篤な病気や入院・手術はしたこともない。
たばこ:吸わない
お酒:たまに飲む程度
趣味:音楽鑑賞と読書
家族:夫、本人
6カ月前よりチームのまとめ役となり、自分の担当プラス人のマネージメントをしないといけなく残業する日が増え始める。
3カ月ぐらいたったころには、ストレスからか眠りが浅くなり、眠っても疲れが取れなくなる。また、朝、会社に行くのが億劫になりはじめたため近くの精神科を受診。
うつ病と診断され3か月の休職となる。
精神科では、薬物療法を受ける。
薬物療法で改善されてきてはいるが、何となく憂鬱な気分があるために当ルームを受診。
病前性格(病気になる前の性格):真面目、神経質、内向的
既往歴(過去に大きな病気をした経験):重篤な病気や入院・手術はしたこともない。
たばこ:吸わない
お酒:たまに飲む程度
趣味:音楽鑑賞と読書
家族:夫、本人
鍼灸院としての診断
精神科でうつ病と診断されているので、QIDS -JとCMI健康調査票を用いて現在の状態の確認をした。
QIDS -J(簡易抑うつ症状尺度):12(中等度)
CMI健康調査票:領域Ⅲ(どちらかといえば神経症の可能性が強い)
※CMI健康調査票は身体的自覚症(12系統別)と精神的自覚症(6状態別)を把握と、そこから神経症(ストレスによって精神が疲弊した状態)かどうかの確認をする検査
QIDS -J(簡易抑うつ症状尺度):12(中等度)
CMI健康調査票:領域Ⅲ(どちらかといえば神経症の可能性が強い)
※CMI健康調査票は身体的自覚症(12系統別)と精神的自覚症(6状態別)を把握と、そこから神経症(ストレスによって精神が疲弊した状態)かどうかの確認をする検査
治療方針
1、うつ病の場合、脳の血流量が低下しているために脳血流の改善。
2、特に左前頭葉の血流量の改善。(うつ病は左前頭葉の血流量が低下していることが研究などで報告されている)
3、脳血流改善を目的に三叉神経等へ置鍼(20分程度)
ツボ名では陽白、四白、大迎という名で呼ばれている場所
4、耳に置鍼(20分程度)(脳血流が改善することがわかっている)
5、ホームワーク(自宅で行ってもらうこと):ウォーキングを運動療法や行動活性化として用いた。
今回、問診時では、憂うつな気分ではあるが、ネガティブな考え方がそれほど強く(固定化していない)ないために、鍼治療とホームワーク(自宅で行ってもらうこと)で施術を進めることとした。
なお、治療途中でもネガティブな考えが強く出るようであれば認知行動療法(心療鍼灸)を併用することとした。
2、特に左前頭葉の血流量の改善。(うつ病は左前頭葉の血流量が低下していることが研究などで報告されている)
3、脳血流改善を目的に三叉神経等へ置鍼(20分程度)
ツボ名では陽白、四白、大迎という名で呼ばれている場所
4、耳に置鍼(20分程度)(脳血流が改善することがわかっている)
5、ホームワーク(自宅で行ってもらうこと):ウォーキングを運動療法や行動活性化として用いた。
今回、問診時では、憂うつな気分ではあるが、ネガティブな考え方がそれほど強く(固定化していない)ないために、鍼治療とホームワーク(自宅で行ってもらうこと)で施術を進めることとした。
なお、治療途中でもネガティブな考えが強く出るようであれば認知行動療法(心療鍼灸)を併用することとした。
治療内容
1、脳血流改善を目的に、四肢末端への鍼治療プラス低周波鍼通電(20分程度)(どこのツボではなく肘から先と膝から先に鍼治療を行うことで、脳血流が改善することがわかっている)
2、脳血流改善を目的に、特に左前頭葉の2か所に鍼治療プラス低周波鍼通電(20分程度)
3、脳血流改善を目的に三叉神経等へ置鍼(20分程度)
ツボ名では陽白、四白、大迎
4、耳に置鍼(20分程度)(脳血流が改善することがわかっている)
5、その時々で身体症状を訴えた場所にも施術を行った。
初診時
現在の困りごとを伺いうつ病のテストとしてQIDS -Jを行う。
次に、症状や状態の説明を認知モデル/認知行動モデルで説明を行った後に上記の内容の鍼施術を行った。
ホームワークとしては、ウォーキング(早歩き)を日に10分間から始めて、徐々増やしできるようであれば20分間までとした。また、CMI健康調査票の記入してきてもらうこととした。
※認知モデル/認知行動モデルとは、認知行動療法で状態を説明するときに用いる方法。
状況⇒認知(物事の捉え方)⇒気分-行動-身体化
※ストレス問題や精神疾患、自律神経疾患などの状態を説明するときに『認知(物事の捉え方)⇒気分-行動-身体化』を用いて説明する。
2セッション(1週間後)
前回の施術後の確認。鍼当たりがあったかどうかなどネガティブな要因とポジティブな要因の確認後施術を行う。
以後、2セッション~10セッション(8セッション以降は頻度は隔週とした)の終了まで鍼施術内容に変化はない。
ホームワークは、3セッションまでは早歩き20分間として、4セッションからは本人との相談のうえで徐々に歩くスピードを上げてもらう。また、時間も徐々伸ばして30分間とした。
10セッション
主治医の判断及び産業医面接で、職場復帰を行うこととなる。
なお、10セッション時に復帰への不安感を訴えたため、施術時間の約半分を復帰へのネガティブな考えの修正(認知行動療法)を行った。
10セッション終了後から1か月後、症状もなく職場でも問題なくできているということで、3か月後に再度状態を確認(フォローアップ)して終了する予定であったが、本人の希望で月1回のコンディショニングのための施術を継続することとなる。
3か月後は問題なし。
2、脳血流改善を目的に、特に左前頭葉の2か所に鍼治療プラス低周波鍼通電(20分程度)
3、脳血流改善を目的に三叉神経等へ置鍼(20分程度)
ツボ名では陽白、四白、大迎
4、耳に置鍼(20分程度)(脳血流が改善することがわかっている)
5、その時々で身体症状を訴えた場所にも施術を行った。
初診時
現在の困りごとを伺いうつ病のテストとしてQIDS -Jを行う。
次に、症状や状態の説明を認知モデル/認知行動モデルで説明を行った後に上記の内容の鍼施術を行った。
ホームワークとしては、ウォーキング(早歩き)を日に10分間から始めて、徐々増やしできるようであれば20分間までとした。また、CMI健康調査票の記入してきてもらうこととした。
※認知モデル/認知行動モデルとは、認知行動療法で状態を説明するときに用いる方法。
状況⇒認知(物事の捉え方)⇒気分-行動-身体化
※ストレス問題や精神疾患、自律神経疾患などの状態を説明するときに『認知(物事の捉え方)⇒気分-行動-身体化』を用いて説明する。
2セッション(1週間後)
前回の施術後の確認。鍼当たりがあったかどうかなどネガティブな要因とポジティブな要因の確認後施術を行う。
以後、2セッション~10セッション(8セッション以降は頻度は隔週とした)の終了まで鍼施術内容に変化はない。
ホームワークは、3セッションまでは早歩き20分間として、4セッションからは本人との相談のうえで徐々に歩くスピードを上げてもらう。また、時間も徐々伸ばして30分間とした。
10セッション
主治医の判断及び産業医面接で、職場復帰を行うこととなる。
なお、10セッション時に復帰への不安感を訴えたため、施術時間の約半分を復帰へのネガティブな考えの修正(認知行動療法)を行った。
10セッション終了後から1か月後、症状もなく職場でも問題なくできているということで、3か月後に再度状態を確認(フォローアップ)して終了する予定であったが、本人の希望で月1回のコンディショニングのための施術を継続することとなる。
3か月後は問題なし。
施術回数・頻度・期間
施術回数:10セッション以降現在も月1回ペースで継続中
頻度:週1回から始め、心身の状態によって隔週1回から月に1回
期間:現在まで約1年
頻度:週1回から始め、心身の状態によって隔週1回から月に1回
期間:現在まで約1年
施術後のケア
現在の継続中のため症状や状態の確認ができている。
ただし、施術が月1回ペースのため、途中で何らかの問題が生じたらすぐに予約を入れるようにお伝えさせていただいている。
ただし、施術が月1回ペースのため、途中で何らかの問題が生じたらすぐに予約を入れるようにお伝えさせていただいている。