やすはら鍼灸院の施術例

肩

首から肩にかけて、場所がはっきりしないしびれ

2021.03.17

病院での診断

整形外科でレントゲンを撮り、神経痛と診断

これまでの経過

一か月前から左首から肩、腕にかけて痛みやしびれが走るようになった。
場所が固定せず、日によって症状も異なり肘から先まで痛むこともあった。
整形外科を受診したところレントゲンをとり、
「首の神経が圧迫されている」とのことで痛み止めとシップをくれたが、痛み止めを飲まなくても大丈夫な日もあれば、シップをはってもしびれる日もあった。
場所や症状が固定にならず、状態が変化するため、困って治療院に相談にきた。

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鍼灸院としての診断

本人は自覚していないが、首から肩にかけて強く肩コリがあり、非常に詰まった固さが上半身にあった。

また季節は夏にも関わらず、肌がヒンヤリ冷たく、下半身がむくみ、特に下腿に”自覚のない冷え性”の状態があった。

首を屈曲、回旋などしても、痺れが強く出ることはなかったが、日によって状態が変わる悩みが一番大きいため、
痺れを感じるときの格好や日時を再現してもらったところ、
朝より午後が出やすく、また夕方以降や寝る前に感じやすい。

日中両腕を上げて作業(洗濯物を干す、仰向けでゲームをする)と疲れて、その後シビレがでるとのことだった。

日中の疲労で身体が疲れると、前屈、巻き肩の姿勢が強くなり、その状態から圧迫されている神経が更にしめつけられ、痺れが出るのではと考えた。

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治療方針

自覚のない肩こり、緊張が続き、痺れがいつ出るか?という不安もあって、固さに拍車がかかっている。
夏にもかかわらず、足もとのむくみや冷え、肌もうっすら汗をかいているが、お腹や手足は冷たいことなどから、代謝も落ちている。

これらを考慮して、代謝を上げて血行をよくすること、神経の圧迫をゆるめるうえで、疲労を根本からしっかり回復すれば、症状が改善するのではと考えた。

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治療内容

血行を良くすること、むくみや冷え性を改善するための全身の治療として、お灸治療と吸い玉治療を行った。

全身の緊張をとるため、自律神経のスイッチが切り替わるよう、ハリでリラックスを導いた。
首や肩だけでなく、足や腰、背中のツボも使って、全体の代謝が高まるように施術。
詰まっている筋肉の状態が芯からゆるむように、治療を心がけた。

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施術回数・頻度・期間

診療回数→8回
診療頻度→週に1~2回
期間→約二か月間

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