漢方薬・鍼灸 世珍堂の施術例

婦人科

不妊症(人工授精での妊娠)

2020.09.23

これまでの経過

初診は子宝治療1年経過時。10代より生理不順、多嚢胞性卵胞の傾向ありと診断。5年前~半年前までピルを服用。3か月前~婦人科にてホルモン補充(薬の服用と注射)、タイミング療法を開始した。転勤の予定もあり半年以内に人工授精、体外受精を検討している。

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治療方針

婦人科での卵胞チェックの経過をお聞きすると、卵胞の育ちが良くない事から、2つの治療プランを提案した。
①半年間は漢方と鍼で卵子の質を上げながらタイミングか人工授精、その後体外受精を検討
②半年間、婦人科でのホルモン補充と漢方鍼灸を並行しながらタイミングか人工授精、その後体外受精を検討
患者様は①を選択され、漢方は毎日服用頂き、鍼灸は週1回でさせて頂く事とした。

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治療内容

問診や今までの治療経緯、舌、脈、腹部の状態など併せ診て、気の巡りの悪さ(気帯)と身体に余分な湿気(痰湿)が停滞している事が卵巣の血流妨げや卵子の質に関わると考え、その体質改善および月経周期に合わせた鍼灸と漢方の治療を行なった。
治療開始から半年後、転勤前に一度体外受精を行ったが陰性。
転勤で遠方在住となったため毎週オンラインによる漢方相談を継続、漢方薬を送付し毎日服用して頂いた。
2ヶ月後、人工授精を行い、無事妊娠された。現在安定期に入り、「安胎(無事に出産し産後も健やかに過ごす)」目的でオンライン漢方相談と服用を継続して頂いている。

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施術後のケア

気の巡りと水はけの改善、多嚢胞性卵巣症候群の改善(体重管理)のために、ウォーキング等の軽い運動を週に2~3回行って頂くようにした。

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