- 初回施術(問診+検査+施術)
①問診
当院ご利用が初めての方には先ず問診を致します。
当院は完全予約制で、一度にお1人しか院内に入れないため、プライバシーがしっかり守られた施術空間で安心してお話を伺うことが出来ます。(オンライン問診もお選びいただけます。)
ゆっくり時間をかけてお客さまのお話を伺い、症状の原因を探ります。また、お客さまがご自身の症状をどのように考えていて、どうなりたいのか、何が出来るようになりたいのか、などを出来る限り聞き出すことで、納得いただける施術結果を得ることが可能です。
②検査
お体の症状によって、理学検査などを行い、状態の把握に努めます。
③施術方法のご提案
問診、検査による情報を整理し、お体の症状にあわせ、鍼灸・整体の中から最適な方法を選択、ご提案します。
◆東洋医学に基づく伝統療法
当院で行う施術はいずれも東洋医学の考えに基づいた伝統療法を用いています。
東洋医学では症状のある部分だけではなく、体全体を診てバランスを整えます。
例えば植物の葉っぱが枯れている時、葉っぱだけ見るのではなく、水や土、日当たりや肥料など植物を取り巻く環境も考慮し、葉っぱが枯れた原因を見直すと思います。同じように、人の体も症状のある一部分だけにとらわれず、体全体のバランス、生活習慣、気候、職場や家庭など、周りの環境も考慮し、症状の原因を見直すことが必要です。
当院の施術はその場しのぎではありません。体中に数百あるといわれるツボを結ぶ経絡の流れや、体の歪みとそれに伴う各部位の不自然な動きを鍼灸・整体で整え、根本からの解決を目指します。
鍼灸のみの場合、整体のみの場合、両方あわせた施術など、その方の症状、体質などを考慮し、最も適したものを選択しご提案。決してマニュアル通りではなく、1人ひとりにあわせた施術を致しますので、痛みや熱さの苦手な方もどうぞご安心ください。
説明に納得していただいてから、施術致します。こちらからムリに施術方法を押し付けるようなことはございません。
また、時間制ではありませんのでお体の反応により、施術時間は前後します。
◆鍼灸について
当院では主に髪の毛くらいの細い鍼を使用しています。症状にもよりますが、ごく浅く、1~3ミリ程度刺すことがほとんどです。
低刺激の施術を心掛けていますので、はじめての方にも安心して施術を受けていただけます。
鍼は使い捨て(ディスポーザブル)です。施術の直前に開封していますので、感染症などの心配はありません。
施術者の手指も毎回消毒しています。
お灸はヨモギから作られたモグサを米粒の半分程の大きさにし、皮膚に直接のせ、線香で火をつけます。少し火傷のあとがの残る場合があります。
気になる方には熱緩和シートを併用することも出来ます。程よい熱さでリラックスして施術をうけていただけます。
◆整体について
当院では古武術から生まれた「活法」という整体を行っています。活法の起源は戦国時代にまで遡ります。日本古来の武術には、人にダメージを与えるための技「殺法」と人を蘇生させ、活かす技の「活法」とがありました。「活法」の1つ1つの技は武術の動きをそのまま用いたものが多く、武術の裏ワザともいえるものです。戦いの中、傷ついた味方を素早く戦場に戻したり、武術の稽古中、相手の痛めた関節などをその場で稽古が続行できるようにしたり、と活法は戦国時代の兵力維持に欠かせないものでした。戦場において「動けない」ということは「戦えない」ことを意味します。
活法は「動き」を重視しています。現代で例えるならば、試合中に負傷した選手を応急処置し、再度試合に出場させるスポーツ・トレーナーに近いのかもしれません。そして救急車などなかったこの時代に、活法は命を救う大事な手段でもあったと思われます。活法にはいくつかの流派があり、細々と口伝という形で継承され、後の指圧技術を確立するための基になったとも言われています。戦国時代に生まれた活法を現代人の体の不調に活かそうというのが当院で行っている整体法です。
◆セルフケア
当院では、鍼灸や整体の施術にあわせて、ご自身で続けられる自己整体法、お灸、また日常生活での注意点などのセルフケアをアドバイスさせていただいております。定期的な通院とセルフケアの継続でずっと元気でいられる体を手に入れることが可能です。
- 2回目以降の施術
前回の施術効果をみて、再度お体の状態を伺い、適宜施術内容の見直しをはかります。
お体の状態は毎日同じということはありません。良いこともあれば悪いともあるのが通常です。毎回の状態に合わせて施術内容を変更し、お体が良い状態を保てるよう施術します。
また、お伝えしたセルフケアなどについても、効果を確認、見直しをいたします。