- 足裏バランス療法
足裏バランス療法の基礎理論
現代医学は負傷の瞬間がはっきりしている新鮮な損傷対しては正確に解明していますが、これとは逆に全80%以上を占めている負傷の瞬間を特定できない、または自分で自覚できない亜急性・慢性的な損傷・神経不調に対しては解明していないばかりか、その基礎理論さえも確立されていないのです。
「使い過ぎ」・「運動のし過ぎ」・「齢のせい」・「太りすぎ」と言って、隠れている本当の原因を読み取ることが出来ないでいます。オーバーユース(使い過ぎ)では説明がつかないことがあります。それは、「同じ運動量」・「同じ種目」・「同じ年齢」・「同じような体型」であっても、損傷を起こす者となんでもない者とに分かれます。この差を追及していくと、隠れている本当の原因がわかり、治療法も的確になります。
笠原巌先生により確立された理論「過労性構造体医学」は、そんな原因不明を解明し根本治療となる的確な治療法です。
「過労性構造体医学」は、自然界のすべての出来事には因果関係があり、運動器系・神経系に発生する亜急性・慢性疾患・神経の不調にも必ず隠れている原因、つまり重力とのアンバランスに時間経過と環境条件が伴う反復性の介達外力が存在している。その因果関係を統計的な見地から立証しているのです。
笠原式バランステーピング法
人間は2本の足で立って歩くようになったときから、足が重力とのバランスを最も多くコントロールするようになり、一時も休むことなく重力と戦っているのです。その結果、人間の体はすでにどこをとってもすべて重力との調和が効率的に保てるよう精巧な構造で造られている。しかし、その足、人間の土台にあたる足に異常(足裏の不安定)があると、次のような足裏の機能の低下が、健康を害してしまうのです。
安定機能の低下
免震機能の低下
運動機能の低下
以上、3つの有害な機能低下を体に伝え、その機能低下の影響が大きい箇所から破壊されていきます。これが、「あし」と「健康」の関係であり、亜急性・慢性・神経不調を発生させる根本原因だったのです。
「過労性構造体医学」には「構造医学」・「過労医学」・「環境医学」があり、亜急性・慢性・神経不調に対して、どこに重きを置いて治療するかを判断し施術を行うことが大切です。
「構造医学」は患部の構造学的歪みの回復で全身のバランスを整え、さらに身体の土台となる足裏に「笠原式バランステーピング法」を行い、全身及び患部に関わる拘縮筋や腱を弛緩させ、足裏から全身の構造学的アンバランスの回復を図り自然治癒力を発揮させます。
「過労医学(過労学的損傷)」は、過労時間(マイナス時間)からさらに価値的時間(プラス時間)に変えるため、電気・マッサージ等を用いて全身及び患部に関わる拘縮筋や腱を弛緩させ、痛みを和らげると共に、患部の血行促進を図り、自然治癒力を発揮させます。
「環境医学」は患部に対して、負担度より安静度が上回る固定にて環境学的条件の回復を図ることで患部の拘縮筋や腱を弛緩させて自然治癒力を発揮させます。
現代人、特に若い人では歩き始めの頃より、足を靴下や靴で覆い、また平らな面を歩き、直接地面の上やでこぼこした面を歩く機会が少ないので、足裏への刺激が不足し「足底反射」が起こらず、足底筋群の発達も弱いのです。
外反母趾・浮指(指上げ足)・足の付け根の痛みなど様々な症状に対しても隠れた原因を見つけ出し、正しい判断をして、そして正しい治療へと導いていきます。
特に固定の大切さを実感して頂きたいです。「慢性的な損傷に対しては固定をしなくても問題ない、またその必要性も少ない」と言った誤った先入観が存在しているので、その先入観の誤りを正していくことが大切です。
人間はどこをとっても重力とのバランスを最優先している。過労性の損傷に伴う変形・老化・疲労骨折などによる痛みは自身が有する自然治癒力で解消されるのであり、その自然治癒力を最大限に発揮させる条件が患部の環境を整える固定なのです。
固定力・固定量・固定期間などを患部に合わせて施し自然治癒力を高め、患部の回復を努めていきましょう。
痛み方や症状により時間がかかってしまうこともありますが、歩き疲れや痛みが減り、元気に歩いている姿を想像してみてください。
転倒しやすい 浮き足
江東区豊洲にお住いの小学生の男の子が来院されました。転びやすいということでしたが、親指の踏ん張る力が弱かったです。
テーピング固定をおこなったことにより「指が床についている!」と驚いていました。しばらく歩き回って感触を楽しまれていました。
今度お会いできる時が楽しみです。
- はり灸治療
肩こり・腰痛・頭痛・自律神経失調症・不定愁訴等など、ご相談次第で治療を行っていきます。また、美容はり・スポーツ外傷・耳つぼ等も行っております。
医師の同意があれば、健康保険を使用して治療が受けられます。
適用疾患は●神経痛●五十肩●頚腕症候群●腰痛症●リウマチ●外傷性頚部捻挫後遺症(ムチウチ)
いずれかに該当する方は書類を当院で用意しています。お問い合わせください。
こんな症状の方に鍼灸治療をおすすめします
〇検査では異常がないのに症状がある方(これを不定愁訴と言います)
体調不良という事は身体のどこかが悪いのです。はり灸治療は全身調整を行い改善させていきますのでこういった症状は対応出来る分野です。
〇ストレス、悩み等で体調がさえない方はり灸治療をすることにより全身をリラックスさせていきます。
〇体質改善
血流循環の悪化が原因となる生活習慣病(癌、高血圧、心臓病)を予防をしましょう。またストレス取り除くためには血流循環を良くし、自律神経のバランスをとることが必要になります。病気になる前になりにくい体質に改善していきます。はり灸治療では血流循環を良くし、自律神経を整えます。
〇身体、筋肉が硬く、低周波治療、マッサージをしても効果が出ない方ははり灸治療で血流循環の回復をはかります。
はり灸治療には主に5つの治療効果があります。
*自律神経失調症、アレルギー体質等の体質改善し健康な身体にしていく作用があります。
*免疫力、抵抗力のアップや自然治癒力を高める作用があります。
*痛み、痙攣、しびれ等の症状を和らげる鎮静作用があり、リラックスさせる作用があります。
*神経麻痺、神経機能の低下、内臓機能が疲労している時活性化させる作用があります。
*固くなった筋肉、関節の炎症を取る消炎作用があります。