鍼灸治療室 翠明館の施術例

内臓

機能性胃腸症(ディスペプシア)

2021.07.29

病院での診断

機能性胃腸症(ディスペプシア)

これまでの経過

数年ほど前から、胃の調子が時折悪くなり、その度に食事を気をつけたり、漢方などを服用して、改善していた。2ヶ月前より、再び胃の調子が悪くなり、内科を受診したが、特に異常ががないといわれ、機能性胃腸症と診断された。制酸薬や漢方を処方されたが改善せず。

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鍼灸院としての診断

胃の動きが感じられず、食道が引っ張られる感じがあり、喉に異物感もある。そのような症状が出てくると、頭がぼーっとし、のぼせるような症状がでる。口が苦く、口渇もある。頭部の熱感が強く、心窩部の張りと圧痛が強い。胃陰不足。

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治療方針

胃の動きの改善と、体の余分な熱を取ることを中心に、養陰和胃 を治方として治療をする。

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治療内容

3回目の治療後、症状を感じない時間があり、良いときと悪いときを繰り返している状態。5回目の治療後、数日胃の調子がよいときがあり、体も軽くなってきている。口の苦さ、口渇はまだある。7回目の治療後、ほぼ症状はなくなり、心窩部の張り、圧痛もなくなっている。8回目で治療後は、自宅での灸を指導し、治療終了。

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施術回数・頻度・期間

施術回数 8回
頻度   週1回
期間   2ヶ月

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