伝統鍼灸 楓庵の施術例

月経前症候群(PMS)

2021-12-16

病院での診断

月経前症候群(PMS)

これまでの経過

36歳 会社員 女性。
証券会社に勤務。週5〜6日勤務で
朝はAM7:30には出勤し、夜はPM23:00まで残業。
正月休みやお盆休みがなく年中勤務しており
疲れが全く取れず慢性的な肩こりや腰痛があり
仕事の合間にマッサージを定期的に受けるも
その時はマシになるが根本的な改善はせず。
PMSの症状(月経前のイライラ、過食、不眠、便秘)
が年々きつくなってきたので
婦人科検診を受けたところ子宮筋腫が見つかる。
手術の必要性はないとの診断だったため
経過観察するも、母親も子宮癌を患った経緯があり
遺伝的に自分も将来癌になることを不安に思い、
根本的な改善を求め施術依頼される。

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鍼灸院としての診断

脾気虚と肝鬱気滞からくる瘀血証

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治療方針

活血化瘀と補脾

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治療内容

・初診
施術後、肩の力が抜けてだるく感じる。
普段から気を張り詰めていた分、
よく気が抜けた証拠なので、
体がだるくなったと診られる。
しばらく週1回ペースで通院してもらう。

・2診〜5診
仕事の負担は変わらないため、
仕事中は気を張り詰めてしまうが
帰ってから気が抜けてよく眠れるようになる。
(今までは家に帰っても気が抜けず眠りが浅かった。)

・6診〜12診
月経前のイライラが大分マシになり、
月経周期がいつもは45日と遅めだったが
32日でくるようになり、
月経時の経血がドス黒い色から鮮血になる。
また、血の塊が大分減ってきた。
炭水化物の過食はまだアリ。

・13診〜20診
この間、月経30日周期で2回あり。
月経前のイライラはマシ。
経血の血の塊もなくなり、
過食も落ち着いてきたため、
便秘もややマシになってきた。

・その後
体調は安定してきたが、
仕事の多忙さは変わらないため
メンテナンスで週1回ペースで現在も
継続して受診されてます。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
20診

・頻度
週1回ペース

・期間
約5ヶ月

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施術後のケア

なるべく運動して気を散らしてもらうよう指導しました。

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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