伝統鍼灸 楓庵の施術例

逆子

2021-12-15

病院での診断

逆子

これまでの経過

34歳、会社員女性。
30歳の時に結婚し33歳の時に初めての妊娠。
妊娠初期は唾液悪阻が酷かったが
安定期に入ったところでマシになる。
妊娠28週の時に逆子を確認、
まだ変わる可能性があるのでそのまま経過観察し、
2週間後の妊娠30週で婦人科で検診の時に
まだ逆子変わらなかったため、
逆子体操するよう指導を受け
また来週検診の予約を入れる。
このまま変わらなかったら帝王切開になってしまうため
不安に思い施術依頼をされる。

続きを見る

鍼灸院としての診断

脾胃湿熱と肝鬱気滞

続きを見る

治療方針

脾気を建てて疎肝する

続きを見る

治療内容

・初診
施術中から胎児がモゴモゴ動く得気あり。
次回の婦人科の検診が5日後のため、
それまでにもう一回来てもらう。

・2診
前回施術から2日後、
胎児が夜中によく動くようになるが
まだ頭位にはなっていない。

・3診
前回施術から2日後、
引き続き胎児はよく動くがまだ下を向いた感覚はない。
翌日、婦人科で検診があるので
検診の結果報告と施術のため3日後に予約。

・4診
検診の結果、頭位にはなっていないが、
頭が真横に向いていたとのこと。
この時、妊娠31週。
妊娠34〜35週辺りでも変わらなければ
帝王切開の話が出るのでそれまでには改善したい。

・5診
前回施術から2日後、
昨晩に胎児がいつも以上に動いたとのこと。
施術後にその日に婦人科にいき、
胎児の様子を診てもらうよう伝える。

・その後
検診の結果、婦人科で頭位になっていることを確認。

39週に自然分娩で母子共に無事でしたと
電話で報告頂きました。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

・施術回数
5診

・頻度
週2回

・期間
9日間

続きを見る

施術後のケア

逆子の施術は時間との勝負です。
正産期に入るまでに改善させないと
帝王切開になってしまうので
短期集中的に通院してもらうよう伝えました。

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

続きを見る