伝統鍼灸 楓庵の施術例

突発性難聴

2024-12-23

病院での診断

突発性難聴

これまでの経過

今より10数年前に耳鳴りを発症。
当時、耳鼻科で突発性難聴と診断され
一定期間通院するが改善の兆しなし。
耳鳴りが鳴ったままの状態だったが
通院をやめる。

その後、10年来耳鳴りはずっと鳴っており
生活に支障ない音量だったのが、
最近耳鳴りの音が急に大きくなり、
生活に支障が出てくる。
耳鼻科の治療に限界を感じていた為、
当院に施術依頼を頂く。

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鍼灸院としての診断

脾胃虚弱

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治療方針

健脾益気

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治療内容

・初診
患部は左耳で、
常にキーーーンという
高い耳鳴りが鳴り続けており、
常に⑩(音量が)鳴っているとしたら
⑮くらい大きくなることがあり
⑩以下小さく鳴ることはない。
耳鳴りが大きくなると、会話するときに
相手に大きな声で喋ってもらわないと
声が聞こえない。
また、⑮程大きく鳴るのは時々だったのが、
最近、頻繁に長時間⑮鳴っている。

耳鳴り以外にはお腹が元来弱く、
刺激のある物を食べるとすぐに
腹痛になる傾向がある。



(詳しい問診事項は割愛します。)



四診より、
脾胃虚弱と診立て施術。
施術後は体が軽くなりスッキリされていた。
耳鳴りについては腎の弱りを疑うが、
下地としてまず
脾胃を建てていく必要があるので
これを先に着手していく。
脾胃を補強してゆく過程で
腎も建てば宜しいし、
建たなければ直接腎を補っていく予定。


・7診(前回施術から1週間後)
初診から約1カ月になるが、
その間 約週1回ペースで施術。
4診目までは耳鳴りの変化がなかったが
お腹の調子が良くなってきて、
何を食べても大丈夫になってきた。

5診目頃より、
耳鳴りが小さい時間帯が出て来て
6診目には耳鳴りがない日が出てきた。
今回7診目になるが、
耳鳴りが鳴らない日が増えて
耳鳴りを全然気にせず
過ごせる日が多くなってきた。

現在も通院中ではあるが、
耳鳴りのない日の方が多くなってきて
耳鳴りがあっても微かに鳴っている程度に
落ち着いてきたため、
今後は施術間隔を空けながら
メンテナンスで診ていく。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
7診

・頻度
約週一回

・期間
約1カ月間

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施術後のケア

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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