久喜ななつぼし整骨院・整体院の施術例

不妊症

2021-05-07

これまでの経過

タイミング療法、人口受精などあらゆる不妊治療を何年も続けていたが、なかなか妊娠に至ることができませんでした。病院での治療が功を奏して初めの頃に比べて体調がととのってきましたが、FSHの値が高く、卵巣のコンディションが今ひとつであるため、採卵しても良いグレードの卵が取れませんでした。
鍼灸治療に来院する少し前から体外受精を始めました。病院での不妊治療と鍼灸治療を行うことでより妊娠できる体づくりを目指していきます。

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鍼灸院としての診断

病院で十分な検査を受け、器質的疾患(子宮筋腫、子宮内膜症など)もなく生理周期も安定していたため、病院での体外受精のサポートを前提に施術していくことにしました。ご本人の体質改善と性周期に応じた施術をしていきました。

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治療方針

卵巣のコンディションを整えていくため、特に卵胞期の施術に力を入れていきました。基本は卵胞期、黄体期の時期で2週間に一回の来院していただきました。
主に卵巣、子宮の血流を増やすことが施術方針となります。
体質改善の治療は腎精不足の改善をメインに行いました。

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治療内容

仰臥位では脈診・腹診で体調を診断し、手足、腹部、頭部に鍼をしていきました。
下腹部に冷えがありましたので、穏やかな温かさでリラックス効果のある「お椀灸」も使い、卵巣や子宮を温めていきました。
腹臥位では首、肩、背部、腰部、仙骨部に鍼とお灸をしました。特に卵巣、子宮の血流を上げるために腰仙骨部の卵巣動脈、子宮動脈にアプローチをする鍼をしていきました。

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施術回数・頻度・期間

施術を始めて10回目で妊娠判定が出ました。
患者さん自身としては、途中、受精はできたが卵が育たなかったり、卵巣を休ませるために排卵を止めたことで一時的に体調を崩したりと心身ともにとても大変だったと思います。
とても真面目に治療に通っていただいたことや自宅でお灸をしたことなども妊娠できた好結果の一因だと思います。

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施術後のケア

ときに不妊治療そのものに疲れてしまうこともあります。あまり気負わず、リラックスつもりで鍼灸治療を受けに来てください、と声をかけていきました。

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