こも池鍼灸院の施術例

婦人科

子どもが欲しいけれどなかなか授からない

2021.03.02

病院での診断

原因不明の不妊

治療方針

ささない鍼施術とよもぎ蒸しで、妊娠力を養う!

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治療内容

不妊治療

【初診】
不妊クリニックでの検査では特に問題になるところは見つからなかったので、他に何か出来ることはないかと考えたときに、以前から気になっている冷えを改善しようと、よもぎ蒸しをされに来院。

普段から体の冷えを常に感じていて、夏でも汗をあまりかかないとのことでした。
しかし、よもぎ蒸しを30分すると、最後は汗が流れ落ちるくらいに出てきたようでした。
よもぎ蒸しをした後は、体がとても軽く感じるようでもありました。
また、どうしたら妊娠できるのか?
そのことばかりを考えて、もやもやしていた頭の中も話をしているうちに空気が入れ替わったように軽くなり、からだもこころも軽くなったようでした。


【2回目の施術】
この日は、排卵後になることから、よもぎ蒸しはしないで鍼灸をすることにしました。

刺される鍼は痛そうで抵抗があったようですが、刺さない鍼なら痛くないから大丈夫かな、という気持ちが勝ったようで、刺さない鍼施術をしました。

鍼をした場所は、足にあるツボに2箇所と背中に3箇所、手首のツボ1つ(陽池)
刺さない鍼とお灸をするツボは、患者さんの脈状や腹診など、多角的に身体を診てから決定します。

鍼を受けられた感想は、鍼をいつしたのか全くわからないままに終わったとのことでした。

しかし、身体はしっかりと反応し、変化していました。
首や肩にかけてのコリが緩み、身体も温かくなっていました。


【3回目】
今回も排卵後でしたので、よもぎ蒸しはしないで鍼灸のみにしました。
・当院では、妊娠の可能性がある初期は、よもぎ蒸しの熱が受精卵に良くないと言われていることから、この時期はよもぎ蒸しをしていません。
ただし、妊娠12週目以降は、産科の病院で許可をもらった上ですることができます。

刺さない鍼をするツボは前回と変化なし。
体の冷えは、範囲が小さくなり改善傾向へ。


【4回目】
生理が終わり、よもぎ蒸しと鍼をしました。
前回のよもぎ蒸しは30分しましたが、今回は前回よりも汗が出てくるのが早かったことから25分で終わりにしました。


【5回目】
排卵後でしたので、鍼灸のみ。
鍼をかざしたツボは、足三里・復溜・陽池と背中の数カ所

足三里は胃経
復溜は腎経
陽池は三焦経

胃経や腎経は臓器としてそのまま胃や腎とすぐに結び付けることができますが、三焦は、臓器として存在しませんので想像しにくいかもしれません。

三焦は東洋医学独特の考え方で、全身に陽気を巡らせる働きがあると言われています。


この頃になると、施術の際に指標としている肩・首・肩甲骨のコリがずいぶんと緩和されていました。


【6回目】

高温期継続中だったので、鍼灸のみの施術にしました。
鍼はいつものようにかざすだけです。

痛くならない安心感があるのか、うつ伏せの時はうとうと夢見心地のようでした。



【7回目】
初診から約3ヶ月後

妊娠が判り、その後心拍の確認ができたと報告がありました。


それから、数ヶ月後に無事出産されました。

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