ビッグママ治療室の施術例

婦人科

卵の質が悪くて、不妊治療、体外受精が前に進みません0032

2023.05.14

病院での診断

不妊

これまでの経過

ご相談内容
『26才で結婚してから、すぐに妊娠を希望して病院通いをしています。30才の時に卵管狭窄と言われ手術をしても妊娠できませんでした。

31才から体外受精を始めましたが、いつも妊娠を期待できるような卵が採卵できません。体外受精の周期には10回以上チャレンジしていますが、採卵まで進むことができたのは4回だけです。いつも、採卵しても受精すらできないことばかりです。最後の体外受精も、1つ変性卵で2つ空砲でした。

病院の先生からは、夫の精子は問題がない。卵胞はあり、数も出るが、卵の質が悪いために妊娠につながらないと言われています。年齢が若いのに卵の質が悪いと何度も言われました。

卵の質はよくなるのでしょうか?』

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鍼灸院としての診断

東洋医学的な方法を使い、お身体を拝見していきますと、身体の充実度が不足しているために、生命の土台の力(腎)が弱く、全身をしっかりと温め、養うことができていないことが明瞭です。また、皮膚が薄い感じがあります。この状態は、体外受精をしてなかなかよい卵ができないという方によく診られる状態です。身体の余力をつけ、皮膚までしっかりと養えるようにしていきましょう。

・弁証 腎虚を中心とした気陰両虚 肝鬱化火 風邪の内陥
・論治 益気補腎 疏肝理気 疎風散寒
・治療方針 まず第一に腎気の回復を図る。また素体に負担となっている風邪の内陥を払うことを急務とする。

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治療方針

全体に皮膚が薄い感じがあります。この状態は、体外受精をしてなかなかよい卵子ができないという方によく診られる状態です。つまり、身体の余力がないために、全体に薄っぺらくなってしまっているのです。これがさしたる問題は感じないのに、体外受精を行うと、『卵子の質が悪い』という言葉につながってくる所見です。

食べ物をしっかり消化吸収し栄養滋養を受け取り、身体に配分できるような力をupしていきましょう。そして皮膚や身体の隅々までまでしっかりと養えるような身体に余力をつけるようにしていくことができると、『卵子の質』もあがります。地道な道にはなりますが、卵胞が出来ていると言うことは、生殖の力はあると言うことだと思います。採卵を繰り返すよりも、いまはご自身の生命力をupさせることに集中しましょう。


冷えの入り込みを取り去り、食物の栄養を取りこむ力をあげることをし、卵子の質をあげていきましょう

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治療内容

鍼灸治療でのポイント:お臍、関元、気海、肺兪、脾兪、腎兪などの経穴を温灸とお灸。骨盤部の経穴などに対して、温灸、お灸。

治療時に使った経穴を毎回お伝えして、自宅でのセルフケアをしていただく

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施術回数・頻度・期間

治療の提案
1)週に2回の治療院での施術
2)毎日の自宅でのお灸

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施術後のケア

治療時に使った経穴を毎回お伝えして、自宅でのセルフケアをしていただく。

棒灸のセルフケア指導

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