きむら鍼灸の施術例

婦人科

挙児希望

2020.07.05

病院での診断

不妊症

これまでの経過

【既往歴】特記すべきことなし

【現病歴】結婚後、仕事との兼ね合いから避妊していた。その後妊活開始。夫婦生活を営むも妊娠しないので、婦人科を受診。検査で卵管閉塞が発覚したため、タイミング療法後から体外受精へステップアップした。採卵1回、移植1回行うも妊娠陰性。凍結胚移植を予定しているいることから、HPで当院を検索し、来院した。

【その他症状】下腹部と足の冷え、首肩こり。時々頭痛。

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治療方針

・不定愁訴(肩こり・頭痛・冷え)の改善
・採卵数の増加、良好胚に恵まれることを目的に卵巣の血流改善を図る
・子宮内膜肥厚を目的に子宮周囲の血流の改善

上記を目的として、鍼灸SL併用療法を行った。
鍼灸はコリの改善、血流の改善にはとても有効で、その作用を増幅させるためにSL(スーパーライザー:低出力レーザーと同様の作用がある治療器)を使用した。
私は生殖鍼灸(不妊鍼灸)において、鍼灸とSLの組み合わせは、作用増幅だけでなく、お互いを補完する意味で必須と考えている。

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治療内容

週1回のペースで鍼灸SL併用療法を行った。当院で4回治療後に凍結胚移植を行うも妊娠陰性。その後も凍結胚移植を予定しているため、引き続き治療を行った。妊娠・出産を受け入れる体づくりのために、冷えと首・肩こりの治療を行った。そして、腹部の硬さもあったのでこちらもアプローチした。凍結胚移植を行うことから、不妊カウンセリング学会に投稿した報告に基づき、着床サポートを目的とした治療を行った。当院で20回目の治療後に胚盤胞移植を行い、妊娠陽性となる。

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施術回数・頻度・期間

週1回の頻度で、心拍確認まで計24回の治療を行った。その後はコロナウィルスの感染予防対策のため、外出機会を減らすことから卒業した。

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施術後のケア

・規則正しい生活をすること
・重たいものを持たないこと(ペットボトルの箱買いなど)
・必要以上に気にしすぎないで、日常生活を送ること

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