メイ治療室 女性のための鍼灸院 の施術例

足

右股関節が痛い ~階段の上りで、特に立ち仕事の後~

2020.02.21

これまでの経過

既往歴:左変形性膝関節症
    右股関節痛

以前にも同じ右股関節が歩行時に痛むとの訴えが1回あった。関節の可動域が小さかったので大きくしたところ(=歩きやすくしたところ)、治療室からの帰りには痛みなく歩行できた。1回の治療で改善。

そこで今回も同様の治療を2回したが改善が見られなかった。

この2回の治療時は、どういう時に痛むのかご本人は把握していなかった。しかし、本日はご本人が観察してくださったことで痛むのは

・階段の上りで
・特に立ち仕事をした帰りに起こる

という情報を得ることができた。

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鍼灸院としての診断

股関節の可動域はすでに改善している。

では、なぜ辛いのか?
→そこに負担がかかるから、と仮説を立てた。

階段の上り動作とは、まず足を上げて、階段の上に足に運び、次にその足で片足立ちになる。その際に片足で踏ん張って身体を上方へ運ぶ動作である。

どこで負担になるかというと
→片足立ち、である。

つまり、片足立ちが負担になる、と考えた。

片足立ちがどの位できるのか?または出来ないのか?をチェックした。

右と左の片足立ち、を調べると痛む右股関節と同じ、右足はほとんど片足立ちが不可能と分かった。

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治療方針

右の片足立ちができるようにする。

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治療内容

仰向けで、右股関節が使いやすいように大腿骨の動きを滑らかにするツボを3つ選択。
鍼:深さ1センチ、すぐに抜く。
灸:3そう。

うつ伏せで、下腿のねじれを取るツボを7つ選択。
鍼:深さ1~2センチ。5分おく。
灸:3そう。

股関節の筋トレ:30秒

右の片足立ちをチェックすると、完全に立てる。

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施術回数・頻度・期間

施術回数:3回
頻度:週に1回
期間:2週間

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施術後のケア

自宅での筋トレ

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