伝統鍼灸 楓庵の施術例

鬱病

2022-03-14

病院での診断

鬱病、適応障害、自律神経失調症

これまでの経過

32歳、会社員の男性。
週5日勤務で時々土曜日に出勤することもあり。
勤続7年になるが、
30代に入り朝が起き辛いことがしばしば見られ、
遅刻することも増えてきた。
何をするにしても楽しめなくなり
心療内科にかかり、鬱病と診断を受け休職することになる。
しばらく様子見ていたが
休職しても良くならず、退職。
静養のため一人暮らしの家を引き払い、
実家に戻ることに。
薬を処方されたが、
あまり薬に頼りたくないという思いで当院を受診される。

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鍼灸院としての診断

労倦で下焦の虚が深くなったところに
古くから気滞が募り募って膈を越え上焦の心まで
及んできて心気が滞り、精神が安定してない模様。

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治療方針

心気を通しつつ、下焦の気滞を散らし同時に虚を埋めていく。

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治療内容

手太陽小腸経の経穴、足少陰腎経の経穴に施術。
初診終了時からモヤモヤした気分が晴れて、
久しぶりに心の底から笑えるような晴れやかな気持ちになる。

・2診(前回より1週間後・以後、週1回ペース)
眠りが浅いため体が怠いのが続くが、気持ちは大分マシ。

・3診
眠りが安定して眠れてきたため、体の怠さもマシに。

・4診
外に出かける気力が出てきた。

・5診
雨の日がまだ怠いが寝込むほどではなくなってきた。

・6診
日常生活は問題なく過ごせるようになり、
仕事を探す気力も出てきた。

・7診以降
体調安定してきたので、2週に1回ペースに間隔を空けていく。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
計15回

・頻度
1〜7診 週1回
→8〜11診 2週に1回
→12〜15診 4週に1回

・期間
計8ヶ月

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施術後のケア

施術期間中からなるべく運動するよう指導

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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