伝統鍼灸 楓庵の施術例

クローン病

2021-12-17

病院での診断

クローン病

これまでの経過

40歳 女性 会社員。
高校2年生の秋頃に、下痢・貧血・口内炎・食欲不振
夜間潮熱・盗汗(寝汗)の症状が出る。
高校3年生の春に病院でクローン病と診断を受け
食事療法と投薬で様子をみて症状落ち着く。
大学1年生の時に肛門周囲が炎症し痔瘻を発症。
大学3年生時に穿孔性虫垂炎で手術を受ける。
社会人1年目の時に下血し、
かかりつけの病院ではなく違う病院で診てもらうことに。
そこで処方された薬がいつもよりキツい薬で
体に合わなかった為か、貧血・動悸・
口渇・頻尿の症状が出て精神的にもパニック症状になり、
会社を休職し様子見るが体調安定せず退職。

しばらく静養し体調安定してきたので
25歳の時にアルバイトで事務職に就き社会復帰する。
また、一人暮らしも始めて気分転換になる。
しばらく落ち着いていたが
35歳の時に仕事が多忙を極め鬱病に陥り、
退職し実家へ戻る。
40歳になり痔瘻の症状が酷くなり、
不正出血もある。
薬に頼らず改善したい思いで施術依頼される。

続きを見る

鍼灸院としての診断

気虚血瘀

続きを見る

治療方針

脾の弱りが甚だしいのでこれを補いながら
血瘀を捌くことで下焦の瘀熱を散らす

続きを見る

治療内容

・初診
施術中から精神的にリラックスして楽になってくる。
しばらくは週2回目ペースで通院してもらい
安定感出れば間隔を空けてみる。

・2診〜6診
回を重ねる毎に体がスッキリしてくる。
痔瘻も少しずつマシに。不正出血はまだあるので
もうしばらく週2回ペースで経過診ていく。

・7診〜10診
不正出血が大分少なくなってきた。
気血もよく巡ってきて顔色が良くなってくる。
週1回ペースに空けてみる。

・11診〜現在(25診)
心身共に安定してきたのでアルバイトを始める。
仕事の負荷はあるものの、安定している。
現在も通院中。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

・施術回数
現在25診(継続中)

・頻度
週2回(10診まで)→週1回(11診以降〜)

・期間
4ヶ月

続きを見る

施術後のケア

運動する習慣がなかったため、
散歩から運動を始めるよう指導しました。

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

続きを見る