伝統鍼灸 楓庵の施術例

アトピー性皮膚炎

2021-12-16

病院での診断

アトピー性皮膚炎

これまでの経過

28歳 女性 事務職。
幼少時よりアトピー性皮膚炎を患っており、
昔は肘の内側、膝の裏のみの痒みだったが、
小学生の頃は治っていた。
高校2年の時に痒みが酷くなり
顔、首、胸元、肩、肘の内側、前腕、手、
お腹、太腿、膝の裏、脛、足首、
とほぼ全身にかけて痒みがある。
漢方薬や鍼を受けたが寛解せず。
大学入学時、実家を出て一人暮らしで
環境が変わると痒みが消失。
しばらく痒みが出ない時期が続くが
社会人になって4年経過した頃に
再びアトピー性皮膚炎が増悪。
ステロイド軟膏塗るも一時的な改善しかせず、
本質的な改善を求め施術依頼される。

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鍼灸院としての診断

肝鬱化火、腎陰虚

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治療方針

疎肝解鬱、滋補腎陰

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治療内容

・初診
肌全体が浅黒く乾燥し、患部は赤黒くなって
酷い箇所はジュクジュクして滲出液も出ている。
弁証論治のもと施術。頭がスッキリする。
安定するまでは週1回ペースで通院してもらう。

・2診〜4診
痒くて夜が眠れなかったのが
施術して数日は痒みなく眠れる。
風呂上がりで体が温まった時は痒い。

・5診〜10診
肌全体の黒さは抜けてきて、赤みのみになる。
肘の内側や膝裏のジュクジュクした患部もマシになり
滲出液が出なくなってきた。

・11診〜16診
肌全体が少し潤いが出てきてしっとりしてきた。
部分的な赤みはあるものの、浅黒さは消失。

・17診〜25診
夏場入り、汗で痒みは出るものの
赤みも引いてきて、肌が白くなってくる。
この頃より顔に化粧しても痒み出なくなってきた。

・その後
大分落ち着いてきたので
週1回→2週1回→1ヶ月1回で間隔空けても
再発することなく過ごされる。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
25診

・頻度
週1回

・期間
約5ヶ月

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施術後のケア

夜更かししないように指導しました。

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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