伝統鍼灸 楓庵の施術例

痔核

2024-09-05

病院での診断

痔核

これまでの経過

普段は違う主訴で診ているが、
この日は痔核による肛門の痛みが酷く
椅子に座ったり椅子から立ち上がる時、
排便時、くしゃみや咳をしただけでも肛門の痛みがある。
過去にも痔核を患い手術した経験があり
その後は良好だったが、痔が再発したものと思われる。

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鍼灸院としての診断

湿熱下注

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治療方針

清熱利湿

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治療内容

普段は違う主訴で診ているが
今回の主訴は痔核による肛門の痛み。
普通に歩いたりするのは問題ないが
立ったり座ったりする時に
肛門に力が入ると激痛が走る。
くしゃみや咳をするだけでも肛門が痛い。
排便時も痛みがあり、
肛門をトイレットペーパーで拭くと
鮮血が付いている。
施術の2日前、肛門から
プツっと何か出てくる違和感を感じたそうで
市販薬で対処しているがまだ痛い。
過去にイボ痔を患い手術した経緯アリ。


(詳しい問診事項は割愛します。)


四診より湿熱下注と診立て施術。
施術中からス~っと
熱が抜けていく得気あり。
施術後に座ってもらった時には
痛みが消失していた。
肛門の違和感がまだあるようなので
もうしばらく施術を続けていくが、
脂濃い飲食物が好きなようなので
しばらく控えてもらう。


・2診(前回施術から3日後)
今回下法で下した下痢なので
病的な下痢ではなく
湿熱がよく下りお腹がスッキリした様子。
ひとまず肛門の痛みは消えたが、
普段から脂濃い物や甘い物などを食べる
ようなので、それらを減らしてもらい
普段から肛門周囲を
綺麗に洗ってもらうよう指導する。
(また再発するようであれば
病院への受診もお願いしました)

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
2診

・頻度
なし

・期間
3日間

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施術後のケア

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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