伝統鍼灸 楓庵の施術例

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

2024-09-02

病院での診断

咽喉頭異常感症(ヒステリー球)

これまでの経過

咽の痞えた感じが1~2カ月続き、
朝や夜中に症状が酷くなる傾向があり、
病院で診てもらったところ咽喉頭異常感症(ヒステリー球)
と診断され、痰が絡むので去痰作用のある漢方を処方され
服用するも、ややマシにはなるが咽の痞えが取れない。
本質的な改善を求め当院に来院される。

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鍼灸院としての診断

肝鬱気滞

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治療方針

疏肝理気

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治療内容

・初診
現在は咽の痞えによる咳、
痰が絡まった感じが主な症状。
去痰作用のある漢方薬を服用しているが
一向に痰が取り除かれず
スッキリしない日が続く。
仕事の始業前の朝に
症状が酷くなることが多く、
夜に寝付く頃や、夜中にも
咽の痞えが気になって起きることがある。
咽が痞える1カ月前くらいは
ゲップがよく出ていたとのこと。

咽の症状以外には、
左上瞼の痙攣がここ2週間ほど続き
夜起きることがあるため
日中がだるいことが多い。


(詳しい問診事項は割愛します。)


“痰が絡む→去痰の漢方”
を処方されたのだろうが
脾虚生痰による咽の痞えではなさそうで、
肝鬱気滞からくる梅核気なので
これを散らしていけば何とかなりそう。
施術後は息が深くなり
スッキリされていた。
反応的にそんなに難しくなさそうなので
近い内に診させて頂く予定。


・3診(前回施術から11日後)
初診、2診と施術後の経過は良好で、
仕事始業前の咽の痞え消失し、
夜も咽の痞えがなくなる。
左瞼の痙攣も消失し、
疲れが取れやすくなり体力も回復する。
気滞の所見もよく改善していたので
今後はメンテナンスで診ていく。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
3診

・頻度
10日に1回

・期間
約1カ月間

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施術後のケア

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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