伝統鍼灸 楓庵の施術例

ベーカー嚢胞(嚢腫)

2024-08-26

病院での診断

ベーカー嚢胞(嚢腫)

これまでの経過

2024年×月、左膝裏の痛みを発症。
整形外科にてベーカー嚢胞(嚢腫)と診断を受け
注射針で水を抜くことになるが、
水を抜いても痛みは腫れは引かず
膝を曲げることができなくなってくる。
その後、何度か水を抜いても膝裏の腫れが引かないため
サポーターでギチギチに固めないと
歩けない状態になってしまった。
本質的な改善を求め来院される。

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鍼灸院としての診断

肝胆湿熱

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治療方針

清熱利湿

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治療内容

・初診
患部は左膝裏全体で、
大きく腫れてガチガチに固まっている。
痛みのため膝の曲げ伸ばしができず、
普段からサポーターでガチガチに
膝を固めないと歩行時の痛みがある。
椅子に座って立つ時に両手で
支えがないと立てず、
階段を下りる動作が辛い。
また、しゃがんだり正座することが
できなくなってしまった。
また、左脚を庇い歩くようになった為
右股関節の痛みが出てきた。


(詳しい問診事項は割愛します。)


腎虚が深いところであるが、
肝胆湿熱の兆候があるので
これを先に捌いていく。
施術後は体がスッキリされていた。


・3診(前回施術から1週間後)
週1回ペースで診ているが
経過は良好で、初診施術後から体が軽くなり
帰る道中から膝の痛みが軽減してきた。

2診の施術後もスッキリし
ここ1週間は膝にサポーターを巻かなくても
痛みなく歩けるようになって、
小走りしても痛みなく過ごせるようになる。
椅子から立つ時もスッと立てるようになり
階段の上り下りや、しゃがんだり
正座もできるようになる。

また、膝以外にも
右股関節の痛みも軽減し
頻尿がなくなったり
髪の伸びが早くなってきたようで、
腎気がよく建ってきているため
直接腎虚を補う必要はなさそう。

その後も膝の痛みは⓪で良好だが
まだ膝裏の腫れが残っているので
これを治めていくよう
メンテナンスで診ております。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
3診

・頻度
週1回ペース

・期間
2週間

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施術後のケア

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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