伝統鍼灸 楓庵の施術例

本態性振戦

2024-07-18

病院での診断

本態性振戦

これまでの経過

2024年×月から手の震えが出始め
病院で本態性振戦と診断され薬を服用するようになる。
薬を服用すると震えがマシになるが、
薬の効果が切れてくる夕方以降に
手の震えが酷く戻ってしまう。
本質的な変化が見られないため、
当院に施術を依頼される。

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鍼灸院としての診断

肝風内動

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治療方針

滋陰平肝熄風

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治療内容

手の震えが主な症状。
2024年×月から出始めたという表現だったが
よくよく問診すると、
学生時代から手の震えはあり、
症状が出たり治まったりを繰り返していた。
今回、手の震えが出始め数カ月経つが
ここまで震えが治まらないのが
初めてだったよう。

×物を持つ動作
×細かい作業
×ペンでの書字
×お箸で食べ物をつまむ

これらの動作時に震えが出る。
手関節を抑えながらだと
震えなしで動作可能とのこと。



(詳しい問診事項は割愛します。)



四診より肝風内動ではあるが、
腎陰虚もあるし、脾気虚も深いため
同時に補ってゆき経過を診ていく。
肝・腎・脾のいずれかの虚が主体の
症状ではあるが、回数を重ねていく内に
どれが主たるものか判明していくので
今後の動向に注意していきます。


・6診(前回施術から1週間後)
週1回ペースで診ており、
現在は手の震えが大分マシになってきて
薬の服薬を毎日→3日に1回になっても
大分マシな状態がキープできるようになった。
調子が良いので週1回ペースから
施術間隔を空けて
今後メンテナンスしていく。

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施術回数・頻度・期間

・施術回数
6診

・頻度
週1回

・期間
約6週間

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施術後のケア

詳しい経過は
当院のHPの"症例集"に
イラスト付きで掲載されております。

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