まれひか鍼灸院の施術例

足

捻挫

2021.09.19

病院での診断

足関節捻挫

これまでの経過

バスケットボールの試合中に相手の足を踏み捻挫。以前にも同じ足を捻挫したこともある。そのまま病院へ行き、取り外し可能なシーネ固定を2週間行って安静にしていたが、痛み引かず来院。歩行も痛みがあり、通常歩行しにくい状態。

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鍼灸院としての診断

足首の動きによる痛みの出る場所と、触って痛い場所などから前距腓靱帯(捻挫で1番痛めやすい靱帯)の損傷と判断。捻挫による筋肉の硬直などから関節の動きも良くないことが考えられる。が、鍼灸治療とリハビリで1週間以内に競技復帰可能と考え、鍼灸治療とリハビリを行っていく。

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治療方針

関節の動きをしっかり出した上で、鍼灸治療による靭帯の修復過程を早め、痛みを取り除くこと。それと同時に靭帯が弱ったままだと痛みは落ち着いても復帰後すぐに再発に繋がるため、周囲の筋肉や靭帯、関節の機能を取り戻すリハビリも行う。

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治療内容

初診
痛みにより通常歩行不可。2週間固定していた。
《施術》
・関節の動きも出す
・痛めた靭帯や周囲の硬直した筋肉などへ鍼を刺し、7分ほどそのまま置いておく
・刺していた鍼を抜いたら、ポイントごとに絞って必要な箇所へ鍼を刺して抜いてを繰り返す
・痛めた靭帯へお灸
・簡単な軽い動きを行い、自力で関節運動をしていく
・テーピング
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2回目(3日後)
ジョギングまで可能に。痛みかなり引いているが大きな動きはまだ怖い。練習はしていない。
《施術》
・関節を動かす
・靱帯、周囲の筋肉などへの鍼
・痛めている靭帯へ直接的に鍼アプローチ
・テーピング
・リハビリにより、靭帯や関節、周囲の筋肉の機能回復と同時に小さな動きから大きな動き、バスケットボールに近い動きを再現しながら動かしていく。
この時点でバスケットボールの動きはほぼ痛みなし。片足ジャンプ時に少し痛みあり。
翌日から少しずつ練習復帰していくが、練習の入り方や復帰可能な練習メニューの指示とその後の復帰可能かどうかの判断を伝える。
2回目の施術の2日後から競技復帰。現在までの数ヶ月間その後の再発もなし。

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施術回数・頻度・期間

回数:2回
頻度:初診とその3日後
期間:5日間

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施術後のケア

施術後は治癒過程を早めていることから、体重を乗せて関節の動きを自力で出していくことを伝える。日常生活はなるべく普通に行ってもらう。施術後にその後の注意点や気をつける事、次回来院の日にち、その後の考えられる来院回数などを随時行っていく。

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