痛みの治療院サラヴァ!の施術例

肩

五十肩の痛みが一年以上経っても治らない

2021.11.17

病院での診断

整形外科にて肩関節周囲炎と診断、いわゆる五十肩

これまでの経過

・日常生活で右腕を上げたり、背中に右手を回すときに痛みが出ていた
・夜になると痛みが出ていた
・整形外科で湿布をもらい患部に貼っていた
・鍼灸やマッサージを受けていたが、治療直後は肩が少し楽に感じるがまた痛みが戻ってしまう
・来院時には発症から一年ほど経過していた

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治療方針

痛みが出ているのは右肩ですが、これまでは痛い部分にしかアプローチをしておらず、その場しのぎにしかなっていなかった様子でした。

痛みの原因になっている部位をすべて探し出し、そこを改善しながら治療を進めることを説明させていただきました。

今回は、「整体」と「鍼」と「マッサージ」を組み合わせての治療を提案させていただきました。

まず、
”治療直後は肩が少し楽に感じるがまた痛みが戻ってしまう”という問題の解決を図るため、患部の右肩だけでなく肩関節の動きを妨げていると思われる股関節に対して「整体」治療を、

間接的に肩の痛みの原因となっている腕から手首、背部、腰殿部までに対して、「鍼」治療によるトリガーポイント療法を、

さらに肩の動きを制限している筋膜の癒着を剥がすのには「マッサージ」を、

部位や目的により治療法を組み合わせる理由も説明させていただきました。

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治療内容

●股関節をメインに各関節の「整体治療」

●「鍼治療」によるトリガーポイント療法(筋肉の硬結に対して刺激を入れる治療法)
 肩関節から腕や手首、また背部から腰殿部の筋硬結に対して鍼で広範囲に施術。
 特に肩関節や腰部は手技では刺激が届かない深層の筋肉にも長めの鍼でしっかり刺激を入れました。

●「マッサージ」による筋膜(筋肉を覆っている薄い膜)リリース
 肩関節の動きを妨げている「筋膜の癒着」に対し手技で剥がしていく施術。

●肩を下から引っ張り、患部に圧迫をかけていた内臓下垂の調整

●肩関節の運動法

以上、90分の施術を行いました。

※患者さまからお礼のお手紙をいただいておりまして、特に当院の鍼治療を受けられた時の感覚、身体がどう変化していったかが時系列に書かれていますので参考になればと思い、ご本人の許可を得て紹介させていただきます。

*******(以下、お手紙原文のまま引用)********

拝啓、前略ご免下さい。
先日はありがとうございました。
(W)さんに紹介していただいてましたが 遠方でもありコロナ渦の中迷いましたが行かせて頂き本当によかったです。

そもそも、右肩が五十肩のような痛みがあり悩まされてました。背中に手を回すことができなくなり髪を洗ったり、ドライヤをかけたりする時に痛みが走り肩こり、腰痛が酷くなり近くのマッサージ店に行ってましたが、その場限りの気持ち良さで痛みまでは無理だと思い 鍼灸院を何軒か回りましたが、鍼を打った後、他の患者さんの所に行き施術の途中に鍼を抜きに来て終わる、と言う鍼灸院がほとんどでした。背中に鍼を並べられても って感じで痛みが楽になることはありませんでした。結局マッサージ店と整形外科で湿布を貰い騙し騙しの日々でした。

今回(saravah!)に行かせて頂きこんな鍼の仕方もあるのかと驚きました。施術中は手を休めることなく一生懸命して下さる中、五十肩の右腕がだんだんだるくなりそのうち抜けるようなダルさはなんとも言えない感じが続き 治療後一時間程すると少し楽になり、その後一時間ごとにだるさは取れて、五時間後にはすっかりだるさはなくなり不思議な感覚でした。あくる日は又もやびっくりでした。肩甲骨の奥の芯と言うのか悪玉が取れた感があり背中に手が回すことができたのもびっくり。少し違和感はあるものの肩甲骨の奥のズシンとした重苦しい悪玉が取れると身体が軽くなって清々しい気分で居られるのが本当にうれしいです。

以前鍼の上手な先生に出会ったことがありましたが、辞めていて行くことができなくなりましたが、今回、本当に治療の出来る先生に出会えたように思いました。求めていると出逢えるものなのですね。
一生懸命治療して下さる気持ちも伝わってきましたよ。感謝、感謝です。本当にありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。
お礼まで。

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施術回数・頻度・期間

90分の治療を1回

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施術後のケア

⚪︎腕を使うお仕事という事なので、腕や肩に負担をかけない身体の使い方の指導
⚪︎トレーニング用ゴムチューブでの軽い筋トレの指導
⚪︎肩の痛みの原因ともなっている股関節のストレッチ法の指導
⚪︎施術の刺激の多さにより治療後に重だるさがでることを説明

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