ロク鍼灸院の施術例

腰

急性腰痛(筋・筋膜性腰痛)の改善例②

2021.09.12

これまでの経過

前日の起床時に以前から気になっていた腰部の部分を痛めた。
以前はホットヨガをしていたが最近はコロナ禍で行けてない。
運動も不足がち。
仕事は接客業で来院日の翌日午後から出勤の必要があり、何とかしてほしいと急遽来院。

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鍼灸院としての診断

腰部の前屈で代償運動出現。
後屈の方が前屈より痛みがつ辛い。
歩行時や立ち上がりの初動で痛みが出現。
患部(腰仙部)熱感あり。
肩こりも気になる(学生時代から)

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治療方針

とにかくまずは対処的に痛みを取り除いて欲しいという要望から、標治を目的に行い、今後は継続的に根本改善(本治)を希望ということで両側面からアプローチを行うことにした。

★本項目は標治及び現在までの本治の過程を記載する。

※「本」は病気の本質で、「標」は病気の表面的な事。
※インフォームドコンセントで再発のリスク等もお伝えしたうえで、施術の方針を決めております。

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治療内容

◇初回は急性症状及び症状も強かったので運動鍼による痛み及び炎症の解消を目的に行った。
場所はトリガーポイント(特に腰仙部)で行った。

※筋肉、筋膜の炎症では安静にする施術も多いですが、鍼灸施術で炎症を抑える施術で予後(経過)は良好であるため行う。
また筋・筋膜性腰痛の場合、運動鍼(施術部位・筋肉により)は効果が期待できるため行った。

運動鍼後に伏臥位にて置鍼及びオイルを用いたトリートメント施術を行った。
最後に置き鍼の処置をした。

◇当院(私の鍼灸施術)が初めてだったの刺激の量も最低限で効果の期待できる施術内容を選択し提案致しました。

※※※初回の施術内容は終了※※※

◇翌日2回目の来院時は前屈時の代償運動の消失及び動作時痛の軽減が見られた。
具体的な痛みの変化としてVAS(Visual Analogue Scale)を用いたところ、【初回時10→二回目施術前3】まで変化が出ていた。
自覚症状としては起立時の一瞬気になる痛みがある。

◇好転反応(瞑眩反応)はみられなかったので、引き続き鍼施術及びオイル施術に加えてお灸を用いて施術を行った。

※※※2回の施術内容は終了※※※

◇3回目は初回より5日後(2回目より4日後)に来院、急性の腰痛症状は寛解した。(標治への施術終了)

引き続き本治(完治に向けた)への施術及び慢性的な肩首コリ症状の改善を含めて1週間1回の施術を通して行っていく。

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施術回数・頻度・期間

◇症状改善(標治:寛解)までの施術回数◇

2回

◇施術頻度◇

2回目:初回の翌日
3回目:初回より5日後(2回目より4日後)


※本治(症状の根本改善)までは、
◇施術頻度◇

1週間に1回
2か月目中旬に入り10日に1回ペースに来院頻度の変更あり。

◇期間◇

2~4か月

現在根本改善に向けて定期的通院中。症状の再発はなくセルフケアを含めて経過

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施術後のケア

●緊張緩和のセルフケアをお伝えし、日々可能な範囲で実践してもらいました。(今回は筋トレ+ストレッチ)

●可能な限り入浴と十分な休息をとるようにお話いたしました。

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