ロク鍼灸院の施術例

神経系

慢性的な緊張による耳鳴り症状の改善例(接触鍼)

2021.06.28

これまでの経過

□初回来院時は帰省する為に乗車した新幹線での長時間の姿勢による緊張から耳鳴り症状を感じた。

□頭痛や眩暈、吐気症状はない。

□症状は起立動作、座る動作で症状が増強する。

□以前から体が無意識に力が入ってしまいやすく、自律神経の乱れの自覚症状有り。

□ご主人は鍼灸経験あるが、自分は初めてで少し不安がある。

□動作検査及び触診で胸鎖乳突筋の過緊張がみられた。

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鍼灸院としての診断

★頭痛や眩暈、吐気はなく、胸鎖乳突筋の過緊張から総頚動脈(内・外頸動脈)等の血管圧迫による酸欠不足・血流量の変化で生じる

《血管性の耳鳴り》

症状の疑いがあると見立てました。

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治療方針

◇鍼灸施術が不安とのことで初回は小児はりで使用するカッサや砭石(べんせき)による接触鍼施術と頭部及び頸部の緊張を改善目的とした手技を行いました。

◇当院(私の鍼灸施術)が初めてだったの刺激の量も最低限で効果の期待できる施術内容を選択し提案致しました。

◇施術後は耳裏のツボ(経穴)に置き鍼(セイリン製パイオネックス)を処置した。

※※※初回の施術内容は終了※※※

◇2回目の施術からはカッサ
砭石に加えて、吸角(カッピング)を用いた施術を合わせて行った。

◇肩甲間部から肩上部(菱形筋や僧帽筋)の緊張改善を図るためスポーツオイルによるトリートメントも行った。

※※※2回の施術内容は終了※※※

◇3回目の来院時には引き続きカッサ・砭石とオイル、頭頚部の調整を行った。

◇症状は疲労時に感じるものの、初回来院時より大幅な改善が見られた。

※※※3回の施術内容は終了※※※

標治を目的とした施術は目標達成したが、今後は本治を目的とした施術を行っていく。

なお施術頻度は今後10日~2週間ペースで行っていく。

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治療内容

標治を目的とした施術は目標達成したが、今後は本治を目的とした施術を行っていく。

なお施術頻度は今後10日~2週間ペースで行っていく。

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施術回数・頻度・期間

◇症状改善までの施術回数◇

3回

◇治療頻度◇

週一回

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施術後のケア

●緊張緩和のセルフケアをお伝えし、日々可能な範囲で実践してもらいました。

●可能な限り入浴と十分な休息をとるようにお話いたしました。

●2回目来院時に初回の検査でみられた身体状態を基に作成した、今後の施術計画を書面でお渡しした。

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