鍼灸ひより堂の施術例

目

網膜色素変性症の進行を予防したい

2021.04.12

病院での診断

網膜色素変性症

これまでの経過

幼少期から夜盲傾向があり、
40代になり眼科にて網膜色素変性症と診断を受けたそうです。

眼科での定期検診を受けているが、
これといった治療法がないためネット上を検索したいたところ、
網膜色素変性症に対する鍼灸治療があることを知り来院。

病院での遺伝子検査の結果、
進行自体は緩やかなタイプだと言われたそうです。

受診時、
視野狭窄や夜盲傾向が見られた。
またお子さんにも遺伝していることもあり、
その相談もご希望されていました。

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鍼灸院としての診断

網膜色素変性症に限らず、
眼科疾患の鍼灸治療では、
体調を整えるための鍼灸治療と、
眼底部の血流を増やすための鍼灸治療を行います。

何故なら、
末端部の血流障害を持つ方では、
眼科疾患の進行が早まるためです。

この女性の場合も、
幼いころから冷え症で末端冷え症だったそうです。

また消化機能が低い、
脾虚というタイプの体質だったことから、
そちらの改善も必要であると考えました。

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治療方針

1.自律神経の調整による血行促進
2.同じく自律神経を整えることで消化機能を整える

この二つを局所(目の周囲)と遠隔治療を使って行いました。

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治療内容

初診時から、目の周囲や後頚部、
そして全身を使った自律神経の調整を行っています。
初診から約4年経った今、
症状(夜盲、視野狭窄、視力低下)の悪化はありません。

先日受けた大学病院での定期検査では、
逆に良くなった項目もあったそうですので、
長期的予後が保たれているといって良いでしょう。

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施術回数・頻度・期間

最初の3か月:週1回
その後:2週間に1回

約4年間受けて頂いています。

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施術後のケア

冷え対策や自宅での養生として、
当院で指定したツボにお灸をして頂いています。
(隔日に1回)

また栄養補助として、
当院からサプリメントも購入して頂き使用されています。

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