鍼灸ひより堂の施術例

首

緑内障による目の疲れ、かすみ、視野狭窄、視力低下

2021.01.23

病院での診断

正常眼圧緑内障

これまでの経過

40代の時に緑内障を発病し、徐々に症状が進行してきた。
現在は50代後半だが、
来院の2~3か月前から急に疲れ目が酷くなってきました。
目のかすみも酷く、緑内障による視野狭窄がかなり進行した上に、
目に見える映像が捻じれて見えている気がするとのこと。
右目は矯正視力でも視力が出ず、0.1を切る状態。
とりあえず眼精疲労や肩こりなどを何とかして、
出来れば進行予防もして欲しいとと来院されました。

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鍼灸院としての診断

当院で視力と視野を測ったところ、
右目は0.1でも見えず、左目が0.6見えていることから、
辛うじて生活には支障がない状態でした。
視野も右側は内側がほぼ欠損している状態で、
視野に左右差が大きく、
視神経の状態もあまり良くないようで、
見え方に歪みが出ている状態でした。
首肩だけでなく、腰や足の血行障害もありました。
抹消循環全体が悪いと思われます。

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治療方針

・自律神経を調整し、末梢の循環を改善する。
・固くなった筋肉を弛緩させ、深い症状を取り除く。
・目の知覚神経である眼神経の興奮を鎮める。

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治療内容

<うつ伏せ>

・後頚部のツボを2~4か所
・背部と腰のツボを2~4か所

<仰向け>

・目の周囲に左右で6~8か所
・手足の眼圧を下げる働きのツボを1~3か所

こうした施術を週1回ペースで継続しました。

1か月後の視力測定では、0.1を切っていた視力が、
0.1であれば楽に見えるようになっていました。
また視野には変化がありませんでしたが、
見える映像のねじれが無くなり快適だとのことでした。
首や肩の酷い凝りや眼精疲労もかなり軽減したとのことでした。

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施術回数・頻度・期間

週1回の頻度で1か月ちょっと経過(計6回)時点の報告

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