名古屋のお灸専門院 森灸温療院の施術例

腹

更年期障害と頬の痛みによる強い不安で眠れない。昼も夜も涙が出て、生活するのに苦しい。

2020.02.10

病院での診断

更年期障害、不正咬合、潰瘍性大腸炎

これまでの経過

1年前に潰瘍性大腸炎と更年期障害のため、薬と漢方の服用で肝臓の数値が上がってしまい体調を崩し入院してしまう。
現在服用しているのはメザラジンとミヤBM錠。メザラジンにより潰瘍性大腸炎の症状は落ち着いている。

半年前に歯の咬み合わせ治療で、頬が痛くて食べられなくなり、治らないかもと考えてしまい、眠れない。
頚部・肩部のこりがあり、後頭部から側頭部にかけて頭痛が起こることもある。

整体ではあまり良くならず、お灸なら怖くないということで当院にご来院。

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鍼灸院としての診断

簡略更年期指数SMIは76点。

半年前の咬み合わせ治療が上手くいかず、更年期障害の強い不安感と重なり、こころと身体の極度の疲労。
また、不眠が固着しており、疲労回復ができずにいる状態で、この先も悪化していくことも考えれらる。

東洋医学的診断は『心腎不交』である。

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治療方針

先ず、こころと身体の疲労を回復してもらうために、心と身体の過剰な興奮を和らげ『寝つきと熟眠感』が得られることを第一とする。

次に頬の痛みと頭痛などの症状を再発しないしないように、丁寧に原因を取り除いていく。

そして、毎日ご自分でも心が癒されるようにセルフケアお灸を指導をお伝えする。

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治療内容

こころと身体の過剰な興奮を確認するため、頭や顔・肩・腰に軽い指圧を行いお灸する場所確認する。

そして、脳の興奮と自律神経を調えるために頭のてっぺんになる百会にせんねん灸で癒します。

また、肩首のこりや背中、腰とお腹、手足の冷えている所や硬くなっている所に火傷にならないがチクッと熱いが良く効くお灸を据えて、身体の疲労を取り除きます。

最後に咬み合わせにより、頬にある咬筋と側頭筋を緩めるためお顔にも優しいお灸を据えて痛みを和らげます。

毎日、肩こりの予防とリラックスを目的に毎日『合谷』『足三里』にせんねん灸でセルフケアをするように説明しました。

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施術回数・頻度・期間

最初は症状が重い状態でしたので週1回で行いました。
〈1回目〉
治療後、歯から顎関節周辺が楽になった。ご飯もおいしく感じ、外出しやすくなった。
〈4回目〉
来院時の望診で顔色がよくなったことが分かった。顔の力みが柔らかくなり、声に張りが出て「私、元気になったでしょ!」との言葉。セルフケアの灸を含め、継続施灸が奏効したと思われる。歯から顎関節周辺の違和感は8割改善した。

症状が安定して

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施術後のケア

更年期障害は100人いれば100通りの悩みと苦しさがあり、パターン化できるものではありません。
その日のお悩みに対して、こころが楽になることをお伝えしています。

理不尽で辛く苦しい期間を、お灸が支えてくれます。
セルフケアお灸で快適に過ごしましょう!

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