鍼灸サロンMAKOTOの施術例

内臓

産婦人科での不妊治療やめて鍼灸へ ~ 通院2ヶ月目でご懐妊!

2020.03.06

病院での診断

不妊症 (卵管狭窄無し 抗精子抗体陰性 甲状腺陰性) 

これまでの経過

既往歴:(子宮筋腫・リンゴ病)

現病歴:4~5年前に産婦人科を受診。検査で子宮筋腫が見つかるが、1㎜程なのでドクターからは低ピル処方され問題なく過ごされた。受診されている間に親族が結婚され妊娠~出産を目の当たりにし、焦りを感じる。H31年の夏頃にリンゴ病に罹患。関節痛と発疹、高熱で苦しまれたが病院での処置で改善。同年10月頃から産婦人科をやめ、自然妊娠を試みるようになった。産婦人科をやめたきっかけとしてだんな様が投薬治療をプレッシャーに感じていたように奥様が感じられたので一度やめて様子をみようと思われた。

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鍼灸院としての診断

カウンセリングを通じて、既往歴はあれど不妊症になる原因ではないなと感じたのが最初の印象。
基礎体温は36.5℃で、体温表の波形もキレイ。
視診では目の周りのクマが目立った。
脈診では腎かと脾が弱っており、肝が高まっていた。
下肢はむくんで冷えているのが特徴的。
夜の寝つきが悪く、反り腰である。
その為、子宮と腎臓に圧迫が加わっていると考えられた。
便秘もある事が分かり、腸内でのセロトニン(幸せホルモン)産生が不足していると考えそれらを改善していく事で妊娠可能だと判断しました。

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治療方針

腸内環境の改善が妊娠を可能にし、着床を安定してくれるカギになると考えました。
➀自律神経を整える
➁背部の筋肉の緊張を緩める
➂腸内環境の改善(セロトニンを作り出す環境)
これを指針にまずは3ヶ月週1回を提案。

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治療内容

△初回
まず仰向けで腰の反り、お腹の硬さ、頭皮の硬さなどをチェック。
次にうつ伏せで背部の緊張を緩めた。その際、鍼に抵抗があった為、お灸と整体でアプローチした。
再度、仰向けになって頂き頭頂部に刺鍼、お腹の子宮と小腸・大腸の辺りにお灸をしました。最後に腹圧を緩める為に腸揉みをおこなって初回施術は終了。

△2回目~6回目
初回時と同じく施術ポイントは同じ。患者さま自身は身体のだるさがなくなって生理痛もなかったと驚かれていた。
自宅で腸内環境を整えて頂く理由とセロトニンについて話し、当サロンで扱っている整腸作用のあるパウダーを購入され、一日一包飲んで頂いた。
3回目の施術時から背部の緊張が取れて反り腰も改善に向かいだした。仰向けで腰が浮いていたのが、ペタっと着くように改善。
妊娠の事も考えて再度、産婦人科を受診する旨もお伝えした。

△7回目
来院時に排卵時期が近付いているせいか体温も高くて少し疲れると言われていました。
施術後は症状も落ち着き、妊娠しているかもと笑って帰られました。

△8回目
第一声が「妊娠してました!」と、喜んでサロンに来られました。
安定期までは子供さんが過ごしやすい子宮でいれるようにケアしていきましょうとお話しました。
現在は安定期に入って月に一回のケアで来院されています。

妊娠されてからはご自身で22時には布団に入る生活を送られていて、身体の健やかさを実感されています。

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施術回数・頻度・期間

細胞が生まれ変わるのに90日必要な為、3ヶ月週一回の施術を提案。
2ヶ月目に妊娠。
そこからは安定期まで2週間に一回で施術。
安定期に入ってからは月一回で来院中。

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施術後のケア

自宅での整腸サプリを処方。
調味料や添加物への配慮もお伝えした。
自宅での股関節ストレッチを指導中。

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