訪問鍼灸たなかの施術例
左手指先のしびれ
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手
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女性
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30代
2020.01.22
これまでの経過
1週間程前から、顔を上に向けると左肩から腕にかけてしびれが出現してきました。2日前からは左手親指・人差し指・中指のしびれ感も最近出現してきて、脳梗塞等がご心配になり来院されました。
鍼灸院としての診断
「頸椎神経根症と手根管症候群のダブルクラッシュシンドローム」
顔を上に向けると片側の肩や腕に症状が出ますので、頸椎の神経出口に負担がかかり炎症が起きたものと考えられました。その後指先のしびれが出現しており、首肩の症状が先に出ていますので、脊髄等の中枢疾患ではないと判断しました。左指先は親指・人差し指・中指といった正中神経支配であることから過敏になった神経が手根管部で刺激されて出現したものと思われました。
顔を上に向けると片側の肩や腕に症状が出ますので、頸椎の神経出口に負担がかかり炎症が起きたものと考えられました。その後指先のしびれが出現しており、首肩の症状が先に出ていますので、脊髄等の中枢疾患ではないと判断しました。左指先は親指・人差し指・中指といった正中神経支配であることから過敏になった神経が手根管部で刺激されて出現したものと思われました。
治療方針
頸椎神経根部・手根管部の消炎鎮痛施術
治療内容
頸椎神経根部・上腕橈骨神経溝・手根管部に鍼施術を行う。
施術回数・頻度・期間
当初2週間は2回/週の施術でしびれは10→5に半減しました。
その後の2週間は1回/週の施術でしびれは10→2になり施術終了としました。
その後の2週間は1回/週の施術でしびれは10→2になり施術終了としました。
施術後のケア
日常生活指導として、目薬をさす動作やうがい・洗濯物を上に干す・うつ伏せで本を読む等首を反らす動作を禁止するようお伝えしました。また枕の高さと硬さの指導も合わせて行いました。