下車坂治療院の施術例

左肘痛 いわゆるテニス肘

2024-04-23

これまでの経過

【現病歴】
1週間前から、左肘外側が痛い。
発症時から今日までの痛みの増減はない。
久しぶりにゴルフに行ったこと、車を長時間運転したこと、母の介護が始まったことなどが影響したと思っている。
雑巾しぼりが痛くてつらい。
包丁で硬いものを切るのも痛い。
利き腕が左なので、痛くても使ってしまう。

【合併症】
左首肩コリ

【所見】
腫れや熱はない。
左外側上顆部に圧痛あり。
トムゼンテスト陽性、中指伸展テスト陽性
握力の低下はないが、強く握ると肘が痛い。

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鍼灸院としての診断

左腕の使い過ぎによるテニス肘(外側上顆炎)と推測

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治療方針

はり治療・マッサージ・ストレッチと併せて、負荷のかからない動かし方をアドバイスし、症状の解消を目指す。

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治療内容

【初診】
<仰臥位>
・左短橈側手根伸筋(手三里)、総指伸筋(四瀆)、外側上顆部(曲池)、三角筋前部線維 鍼通電15分
<右下側臥位>
・左肩甲挙筋、僧帽筋(肩井) 鍼通電10分
・左首~上肢のマッサージ5分
<アドバイス>
・左前腕後面のストレッチ
・手首を反らせないこと、物を強く握らないこと。

【第2診(初診から7日後)】
日常での痛みは解消した。外側上顆部を押すと、まだ少し痛い。
前回同様の治療を行い、この日で治療終了。

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施術回数・頻度・期間

1週間で2回の施術。
想定よりも短い期間で、痛みが解消した。

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施術後のケア

右手でできることは、右手に頼ること。

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