下車坂治療院の施術例

足
男性
50代

2023.05.29

病院での診断

足底腱膜炎

これまでの経過

【現病歴】
来院の3か月くらい前に、3日間で合計100㎞ランニングをした。その後、右足底に強い痛みが出た。整形外科で足底腱膜炎の診断を受け、そこで電気と貼り薬の治療を受けている。
今回の症状が出てからは、エアロバイク･水中ウォーキング･筋トレなど痛みの出ない運動を続けているが、たまに5Kmくらい走る。走った翌日は、痛みが戻る。

【自覚症状】
土踏まずのかかとに近いところが痛い。
着地の時も、蹴りだす時も痛みがある。
発症時よりは、少し程度が軽くなっている気がする。

【所見】
左右ともO脚
左右とも足底アーチ浅い
右内くるぶしの位置が左よりも低い
右腓腹筋内側の筋緊張が強い
右足底踵骨の少し前に強い圧痛がある
右足底のストレッチ痛あり

【既往歴】
左坐骨神経痛

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鍼灸院としての診断

走りすぎによる足底腱膜炎と推測

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治療方針

鍼･指圧を併用し、足指･足関節の屈曲に関わる筋肉の緊張緩和を図り、痛みの軽減･解消を目指す。

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治療内容

【初診】
・右腓腹筋内側頭、後脛骨筋　鍼通電15分
・右短指屈筋　置鍼15分
・右下腿指圧5分程度
<アドバイス>
・足底のストレッチ(痛みの出ない範囲で)
・タオルギャザー

【第2診(初診から9日後)】
　前回治療後から今回までの期間に、トラックで5000mのタイムトライアルがあった。自己ベストよりも3分くらい遅かったものの、強い痛みは出なかった。調子は悪くない。
　治療内容は前回同様。

【第3診(初診から14日後)】
　走り出しと、左カーブの時が痛い。　
　治療内容は前回同様。

【第4診(初診から22日後)】
　昨日7Kmほど、全力で走った。足底に輪ゴムが付いているような違和感があったが、痛みはなかった。調子は良い。
　左大腿前面が痛くなることがあった。
　治療内容は前回同様。
　追加で右大腿直筋へ鍼通電10分。

【第5診(初診から29日後)】
　昨日、10Km走った。痛みはないが、絆創膏が貼ってあるような違和感がある。
・右短指屈筋、腓腹筋内側頭、後脛骨筋　鍼通電15分
・右下肢指圧5分程度

【第6診(初診から44日後)】
　ここ二週間で10Kmを5回走った。痛みは出たが、軽かった。
　ただし、痛い部位を自分で押していたら、痛みが強くなってしまった。
　治療内容は前回同様。

【第7診(初診から58日後)】
　一昨日20Km走った。痛みは出ていない。
　治療内容は前回同様。
※20Kmを痛みなく走れたので、今回で終了とした。

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