下車坂治療院の施術例
フワフワするようなめまい(頚椎症あり)
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首
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神経系
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女性
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60代
2022-09-14
病院での診断
頚椎症が原因のめまい
これまでの経過
【現病歴】
1年半くらい前に整形外科で頚椎症性神経根症(第7頚神経)の診断を受けている。右手第3、4指のしびれ・異常感覚、首の痛み、めまい、吐き気などがあったが、薬・物理療法などを受けて、改善した。
4週間くらい前から、再び同じような症状が出てきた。前回に比べると程度は軽いが、薬を飲んでも解消しないため、来院した。
【自覚症状】
フワフワするようなめまい、吐き気、右頚から右上肢のしびれと痛み。腰痛も合併している。
うつ伏せで施術を受けるのは、少しつらい。
【所見】
頚部の動作で、右頚肩の痛みはあるものの、上肢・手指のしびれの増悪はない。握力は正常。
1年半くらい前に整形外科で頚椎症性神経根症(第7頚神経)の診断を受けている。右手第3、4指のしびれ・異常感覚、首の痛み、めまい、吐き気などがあったが、薬・物理療法などを受けて、改善した。
4週間くらい前から、再び同じような症状が出てきた。前回に比べると程度は軽いが、薬を飲んでも解消しないため、来院した。
【自覚症状】
フワフワするようなめまい、吐き気、右頚から右上肢のしびれと痛み。腰痛も合併している。
うつ伏せで施術を受けるのは、少しつらい。
【所見】
頚部の動作で、右頚肩の痛みはあるものの、上肢・手指のしびれの増悪はない。握力は正常。
鍼灸院としての診断
頚椎症性神経根症・めまい症と推測。
神経根障害の程度は、重度ではない。
神経根障害の程度は、重度ではない。
治療方針
病院から出されている薬と鍼・指圧マッサージで症状の軽減を目指す。原因は頚にあるので、頚への鍼治療を中心に施術する。
合併している左右頚肩コリ
合併している左右頚肩コリ
治療内容
【初診】
<左側臥位>
・右第6/7頸椎椎間関節部、第7頸椎/第1胸椎椎間関節、肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維、最長筋、腰方形筋へ1ヘルツ10分の鍼通電
・赤外線での温熱
・指圧20分(右半身全体)
<仰臥位>
・左肩甲挙筋、僧帽筋上部線維へ1ヘルツ10分の鍼通電
・左右合谷、手三里、足三里、三陰交へ単刺
・赤外線での温熱
・指圧15分
【第2診(初診から9日後)】
前回治療後は調子が良かった。
めまいの薬は5日間くらい飲まないで済んだ。
起床時に急に起き上がるとめまい感が出ることがある。
ここ二日くらいは右頚肩が痛い。手指の症状は気にならなくなった。
症状が軽減しているので、治療内容は前回と同様。
【第3診(初診から18日後)】
めまいの薬は飲まなくても平気になった。
腰痛も楽になった。
<伏臥位>※胸を高くして、アゴを上げなければ、うつ伏せもできるようになった。できればうつ伏せで鍼を受けたいとのこと。
・左右肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維、右第6/7頸椎椎間関節部、第7頸椎/第1胸椎椎間関節、肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維、最長筋、腰方形筋へ1ヘルツ10分の鍼通電
・赤外線での温熱
・指圧20分
<仰臥位>
・左右足三里、三陰交へ2ヘルツ10分の鍼通電
・左右合谷、手三里 置鍼10分
・指圧15分
・赤外線での温熱
【第4診(初診から26日後)】
調子は良い。めまいはほとんどない。
前回同様の鍼治療。
指圧はなし。
この日で、治療終了。
<左側臥位>
・右第6/7頸椎椎間関節部、第7頸椎/第1胸椎椎間関節、肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維、最長筋、腰方形筋へ1ヘルツ10分の鍼通電
・赤外線での温熱
・指圧20分(右半身全体)
<仰臥位>
・左肩甲挙筋、僧帽筋上部線維へ1ヘルツ10分の鍼通電
・左右合谷、手三里、足三里、三陰交へ単刺
・赤外線での温熱
・指圧15分
【第2診(初診から9日後)】
前回治療後は調子が良かった。
めまいの薬は5日間くらい飲まないで済んだ。
起床時に急に起き上がるとめまい感が出ることがある。
ここ二日くらいは右頚肩が痛い。手指の症状は気にならなくなった。
症状が軽減しているので、治療内容は前回と同様。
【第3診(初診から18日後)】
めまいの薬は飲まなくても平気になった。
腰痛も楽になった。
<伏臥位>※胸を高くして、アゴを上げなければ、うつ伏せもできるようになった。できればうつ伏せで鍼を受けたいとのこと。
・左右肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維、右第6/7頸椎椎間関節部、第7頸椎/第1胸椎椎間関節、肩甲挙筋、僧帽筋上部繊維、最長筋、腰方形筋へ1ヘルツ10分の鍼通電
・赤外線での温熱
・指圧20分
<仰臥位>
・左右足三里、三陰交へ2ヘルツ10分の鍼通電
・左右合谷、手三里 置鍼10分
・指圧15分
・赤外線での温熱
【第4診(初診から26日後)】
調子は良い。めまいはほとんどない。
前回同様の鍼治療。
指圧はなし。
この日で、治療終了。
施術回数・頻度・期間
初診から26日間で4回の施術。
施術後のケア
頚の大きな動きや、痛みの出る動きは避けること。
症状が出たら、また来院するように伝えた。
症状が出たら、また来院するように伝えた。