下車坂治療院の施術例

腰

腰殿部の痛み

2020.06.29

病院での診断

病院には行っていない

これまでの経過

20XX年2月、初診。
昨年秋ごろからきっかけなく左腰殿部の痛みを感じた。夏の疲れがたまっていた。冬には起床動作が普段通りにできないほど痛くなった。前かがみにもなれなかった。他院にて鍼灸を受け改善したが、今年1月に雪かきをして痛みが増した。今月に入っても軽減しないため、来院した。
過去にも左腰下肢痛で当院での治療経験あり。
現在、下肢症状はない。
左右下肢の冷えも合併している。

続きを見る

鍼灸院としての診断

体幹の前屈(前屈み)、後屈(体を反らす)、左回旋(左に捻る)で痛み再現。
前屈での痛みが最も強い。
股関節の動きで痛みなし。
左腰方形筋、脊柱起立筋(最長筋下部)、中殿筋、梨状筋、大殿筋(上後腸骨棘外際)にそれぞれ圧痛あり。
筋性の腰痛として治療。

続きを見る

治療方針

痛みがある筋肉に鍼を行い血流・緊張の改善を図り、痛みの軽減を期待する。
週1回程度の頻度で治療を継続する。
足の冷えもあるので、左右合谷・三陰交・足三里のセルフ灸を薦めた。

続きを見る

治療内容

右側臥位(右下の横向き)で左腰方形筋・脊柱起立筋(L3,5レベル)・中殿筋・梨状筋・大殿筋へ低周波鍼通電1ヘルツで15分。
左右足三里・三陰交にせんねん灸1壮ずつ。
左右側臥位で指圧10分程度。

3回目の治療時に痛みが軽減した。しかし、右側も少し痛い。

6回目(初診から2か月後)には痛みがさらに軽減。
治療期間を2週間に1回とする。

12回目(初診から4か月後)
 日によって好不調があるが、だいぶ生活が楽になったため治療終了。

治療回数は合計12回。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

初診から2か月は週1回。
2か月後からは、治療期間を2週間に1回とする。
4か月で治療終了。
治療回数は合計12回。

続きを見る

施術後のケア

痛みを感じる動きはできるだけ避けること。
家の中での運動や、適度な外出を行うこと。
再発したら、再診すること。
下肢症状が出た場合は、整形外科の受診を検討する。

続きを見る