脈診流 そあら鍼灸院の施術例

年齢のことを考えると、もう流産はしたくない

2020-03-03

病院での診断

原因不明不妊、慢性子宮内膜炎

これまでの経過

過去採卵、移植を一通りするもうまくいかず。
年齢的にも流産は避けたい。もうこんな思いはしたくないと吐露されました。
今後いくつか病院に行ってみて合うところで治療を進める。
また不育症の検査も並行して行っていく予定。

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鍼灸院としての診断

※少し専門的な話になります
・「硬い脈」が若干あります。お腹も脈と同じく硬さがあります。
・そして一番気になった脈は「渋脈」という流れの悪い脈。お腹も同じく流れの悪いザラついた状態がありました。
脈とお腹の状態はリンクするので同じように出ます。

「渋脈」が特に強く出ており、改善すべき脈です。

年齢との勝負もあり、週1のペースはキープした方が良い。

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治療方針

方針は「渋脈」を改善し、妊娠しやすい身体づくり、流産しにくい身体づくりを行うこと。
妊娠率はとても重要ですが、そあら鍼灸院では「どれだけ流産を回避できたか」を重視しています。
ゴールは妊娠ではなく、まずはご出産。身体のベースをしっかりつくることが、流産しにくい身体づくりになります。
東洋医学では流産しやすい脈があります。そのため東洋医学的には「脈づくり」をすることで身体のベースが整った身体づくりが可能です。

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治療内容

「渋脈」は妊娠中に現れると、流産しやすいといわれます。
基本的には血行の悪さや冷えがある状態です。

1~3回目
「渋脈」はだいぶ改善。
お腹の硬さはまだある。

7回目の治療で採卵周期に入る。
この頃にはお腹の硬さもだいぶ取れてきた。
冷えの改善してきた。
→一つ胚盤胞凍結

10回目 自覚的にも身体が変わってきているのが分かるとのこと。

11回目で再度採卵周期に入る
→初めてふりかけで受精するようになった

ここから31回目の治療までに正常胚3つ凍結。

48回目 移植
→妊娠

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施術回数・頻度・期間

基本的に週1回ペース。
採卵周期など重要な時期には週2回。
ベースの身体づくりと、プラスα重要な時期は厚くフォローしました。

初診から約一年でご妊娠。その後無事ご出産されました。

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施術後のケア

ウォーキングや自宅で行う「へそ灸」をしっかり取り組んでいただけました。
様々な取り組みの中で、とてもよかったと感じたことがあります。
それは、鍼灸を受けて「どのように身体が変わった」「受けてどう感じた」と伝えていただけたことです。
鍼灸治療は「意識をする」方が、より高い効果が望めます。
それだけご自身の身体に対し「意識」を向けられていたということです。

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