住吉鍼灸院の施術例

37歳第2子不妊、2回目の凍結卵移植での妊娠

2023-08-16

病院での診断

甲状腺機能低下症、PCOS

これまでの経過

2020年に第1子不妊で来院され、体外受精を経て妊娠し2021年に無事出産されました。
その後、産後ケアとメンテナンスで2022年3月から治療をしている中で、第2子の妊活をぼちぼち始めていくことをお伝えいただきました。
その後妊活鍼灸に切り替えていき、2022年12月に1回目の体外受精をして陰性、その後2023年7月に2回目の移植を行い無事妊娠され、現在は心拍確認まで進みました。

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鍼灸院としての診断

元々脾虚体質で、消化器機能が弱く食べたものが上手く栄養となっていない印象でした。
今回は第1子出産を経て腎虚も加わり、脾腎両虚の身体の状態がありました。

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治療方針

鍼灸施術とファスティングを通して内臓機能を高めていき、副交感神経のはたらきを高めることと冷えの改善を目指しました。

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治療内容

妊活に向けての施術を開始して
1回目~10回目
補腎、補脾を目的のツボを用いて刺鍼、下腹はお灸とスーパーライザーを用いて卵巣動脈の血流量を高めていきました。
手技は足のオイルトリートメント、お腹のオイルトリートメントを中心にその時々の症状に応じて腰や首肩の手技も行っていきました。


移植前
補腎に加え、補肝のツボを用いて刺鍼、星状神経節へのスーパーライザーを実施し交感神経を抑制、その後よもぎ蒸しを行いました。

移植後
補肝、補脾のツボを用いた刺鍼と星状神経節のスーパーライザーを行いました。
その後背面は兪穴を用いた刺鍼に棒灸を用いて仙骨を温めました。
手技は頭蓋の調整を行い、ホルモン分泌を効果的に行うことと副交感神経を働かせていくこと、免疫抑制を目的に実施しました。

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施術回数・頻度・期間

第2子妊活に向けての治療を開始してからは
12回

週1回でしたが、途中で患者さんが交通事故に遭ったことで通院ペースが少し空き、移植前1回と移植後2回となりました。

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施術後のケア

お灸、ファスティング、足湯

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