住吉鍼灸院の施術例

食欲不振
-
腹
-
内臓
-
メンタル
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男性
-
60代
2020-05-05
病院での診断
自律神経失調症
これまでの経過
1年半前に同じ食欲不振、食べられないという症状でご来院され半年程で回復し、卒業。
自律神経失調症と病院では診断されており、当院卒業後もクリニックに通っていて自律神経のお薬は飲み続けていたようです。
症状がだいぶ軽くなり、減薬したところ、胃もたれの症状が出始めて再び食べられない状態になってしまい今回ご来院いただきました。
自律神経失調症と病院では診断されており、当院卒業後もクリニックに通っていて自律神経のお薬は飲み続けていたようです。
症状がだいぶ軽くなり、減薬したところ、胃もたれの症状が出始めて再び食べられない状態になってしまい今回ご来院いただきました。
鍼灸院としての診断
肝脾不和から脾気虚
症状が出る前は減薬したということのほかに、仕事が忙しくなったりストレスがかかることがあったようでした。
お話をする声も小さく弱々しく
少しでも食べるとすぐに胃もたれを起こしてしまう、料理番組を見るのも辛い状態というのもあり落ち込んでいて元気がない状態でした。
触診では下腹部の無力感と季肋部の張りが見受けられました。
そのことから肝脾不和つまり
ストレスによって情感に影響を受ける肝機能が低下、肝機能に大きな影響を受ける脾(胃腸機能)の働きが悪くなり、胃もたれの症状が出たと考えられる。
脾虚(胃腸機能低下)が起こったことにより水穀の精微(後天的に得る飲食物などから作る栄養の元)から“気”が作れなくなり、気虚を起こしてしまっている状態で
脾気虚の症状として食欲不振が強く引き起こされていると考えました。
症状が出る前は減薬したということのほかに、仕事が忙しくなったりストレスがかかることがあったようでした。
お話をする声も小さく弱々しく
少しでも食べるとすぐに胃もたれを起こしてしまう、料理番組を見るのも辛い状態というのもあり落ち込んでいて元気がない状態でした。
触診では下腹部の無力感と季肋部の張りが見受けられました。
そのことから肝脾不和つまり
ストレスによって情感に影響を受ける肝機能が低下、肝機能に大きな影響を受ける脾(胃腸機能)の働きが悪くなり、胃もたれの症状が出たと考えられる。
脾虚(胃腸機能低下)が起こったことにより水穀の精微(後天的に得る飲食物などから作る栄養の元)から“気”が作れなくなり、気虚を起こしてしまっている状態で
脾気虚の症状として食欲不振が強く引き起こされていると考えました。
治療方針
ストレスから肝鬱の状態があるので本治として疏肝と気虚に対しての補気、健脾の鍼を行う。
また、西洋医学的に自律神経が乱れて交感神経優位になっている状態ということでリラックスを意識して副交感神経優位な状態になりやすいよう、オイルトリートメントやへッドの治療を組合せて行う。
また、西洋医学的に自律神経が乱れて交感神経優位になっている状態ということでリラックスを意識して副交感神経優位な状態になりやすいよう、オイルトリートメントやへッドの治療を組合せて行う。
治療内容
初回
仰向けでは脾と肝のツボを中心に手足に取穴し、腹部4穴を使って補気をしました。
寸3-1番で浅く刺鍼、7分程度置鍼しました。内蔵の血流を増やすため足元を遠赤外線で温めながら行いました。
うつ伏せでは背部の緊張点と胃の裏に取穴し、また自律神経の乱れがある方は脳脊髄液の流れに滞りがある場合が高いので首や頭部の循環を上げるために後頭部に刺鍼しました。
身体の緊張を取ってリラックスするため起立筋のオイルトリートメントを行い、胃の裏もオイルで循環を良くするように施術を行いました。
2診目
その日の調子は良くなったようですが1日で元に戻ってしまうということで不安になっていましたので、
より根本的な治療のため、安神3穴(内関・印堂・百会)と脾の穴を中心に浅刺で5分置鍼、その後脳の血流を上げるのとリラックスを目的にヘッド(頭の手技療法)を行いました。
背部の刺鍼は初診と同じです。
3診目
悪化がストップして食事のTVも見れるようになってきたため、取穴は変えずに、腹部の補気の穴をお灸にかえました。
一度めまいが出たということでしたので関わりのある胸鎖乳突筋の緊張を取る意味も含めて前回と同じヘッドの手技も行いました。
4診目
大分良く、食欲が湧いてきたとのことで前回と同じ治療を行いました。ペースを2週間に1度にあけました。
5診目
3食食べられるようになり、運動をするまでに回復しましたので前回と同じ治療を行い3週間に1度にあけました。
6診目
変わらず調子が良いので次回の様子を見て卒業としました。
症状が安定してきて運動も続けているということでしたので初回と同じ起立筋のオイルトリートメントを行い、運動での疲れや緊張を取るように加えました。
7診目
調子が良く、運動、食事、運動も自分で気を付けるようになったとのことでした。最後でしたので、頭蓋骨の調整の手技を入れ交感神経優位の元の状態に戻りにくいように整えました。
鍼は5診目以降ほとんど同じ取穴で行いました。
仰向けでは脾と肝のツボを中心に手足に取穴し、腹部4穴を使って補気をしました。
寸3-1番で浅く刺鍼、7分程度置鍼しました。内蔵の血流を増やすため足元を遠赤外線で温めながら行いました。
うつ伏せでは背部の緊張点と胃の裏に取穴し、また自律神経の乱れがある方は脳脊髄液の流れに滞りがある場合が高いので首や頭部の循環を上げるために後頭部に刺鍼しました。
身体の緊張を取ってリラックスするため起立筋のオイルトリートメントを行い、胃の裏もオイルで循環を良くするように施術を行いました。
2診目
その日の調子は良くなったようですが1日で元に戻ってしまうということで不安になっていましたので、
より根本的な治療のため、安神3穴(内関・印堂・百会)と脾の穴を中心に浅刺で5分置鍼、その後脳の血流を上げるのとリラックスを目的にヘッド(頭の手技療法)を行いました。
背部の刺鍼は初診と同じです。
3診目
悪化がストップして食事のTVも見れるようになってきたため、取穴は変えずに、腹部の補気の穴をお灸にかえました。
一度めまいが出たということでしたので関わりのある胸鎖乳突筋の緊張を取る意味も含めて前回と同じヘッドの手技も行いました。
4診目
大分良く、食欲が湧いてきたとのことで前回と同じ治療を行いました。ペースを2週間に1度にあけました。
5診目
3食食べられるようになり、運動をするまでに回復しましたので前回と同じ治療を行い3週間に1度にあけました。
6診目
変わらず調子が良いので次回の様子を見て卒業としました。
症状が安定してきて運動も続けているということでしたので初回と同じ起立筋のオイルトリートメントを行い、運動での疲れや緊張を取るように加えました。
7診目
調子が良く、運動、食事、運動も自分で気を付けるようになったとのことでした。最後でしたので、頭蓋骨の調整の手技を入れ交感神経優位の元の状態に戻りにくいように整えました。
鍼は5診目以降ほとんど同じ取穴で行いました。
施術回数・頻度・期間
治療回数 7回
治療ペース 最初の4回は週1回
その後2週に1回、3週に1回と頻度をあけました。
治療期間 2ヶ月
治療ペース 最初の4回は週1回
その後2週に1回、3週に1回と頻度をあけました。
治療期間 2ヶ月
施術後のケア
足湯
お粥など飲み込みやすい物もよく噛む事
お粥など飲み込みやすい物もよく噛む事