住吉鍼灸院の施術例

深夜から早朝にかけて起こる激しい動悸

2023-06-12

病院での診断

心臓、甲状腺に異常なし

これまでの経過

4月初旬に夜中から明け方にかけて眠れない程の動悸を発症し、病院で詳しい検査をした結果、特に異常はなく病院の先生から自律神経の乱れによる動悸を診断を受け、来院されました。

続きを見る

鍼灸院としての診断

仕事が忙しく睡眠の足りない状態とカフェインの大量摂取により交感神経が優位に働いた事で動悸が出ていると考えました。
また、足の冷え、お腹の硬さ、胸鎖乳突筋の硬さ、背骨の際の硬さにより自律神経の乱れがあると判断しました。

続きを見る

治療方針

血液循環の働きに関わっている自律神経に対して鍼治療と合わせてオイルトリートメントを行い主に副交感神経を優位にするように施術を行います。

続きを見る

治療内容

初診時
仰向けで自律神経を調整する経穴に対して刺鍼(1番鍼で刺入は1ミリほど)を8本行い、6分間置鍼しました。
お腹に温石を置いて温める施術を行いました。
その後は仰向けで足のオイルトリートメントを行い、自律神経の調整と足からの循環を改善するように行いました。

2回目
前回の施術での好転反応が無かった為、うつ伏せでの施術も行いました。
仰向けの鍼は初診時と同様に行い、温熱機と温石を使用して循環を改善する目的で行いました。
その後、うつ伏せで背骨の際の硬結部に刺鍼8本1ミリ刺入しました。

3回目
たまに動悸が起こることはあるが一晩中起こる動悸は無くなりました。
症状に改善が見られた為、刺激量を少し増やし温熱機、温石と新しく星状神経節に対してスーパーライザーを使用して自律神経の調整と循環の改善を目的に行いました。
お腹のオイルトリートメントを胸鎖乳突筋の緊張緩和と内臓の硬さに対して行いました。
うつ伏せでの刺鍼は2回目と同様に行いました。

4回目
前回の施術時に副交感神経を優位にした為、元々の自律神経のバランスが崩れて交感神経が働き過ぎてしまい施術後に発作のようなものが大きく出ましたがその後は大きく体調が回復しました。
大きく体調が回復した為3回目と同様に施術を行いました。

5回目
3回目と同様の施術を行いました。

6回目
多少の不安感はあるが動悸はほとんど出なくなりました。
刺鍼は初診時と同様に行い、温熱機、スーパーライザー、温石を使用し自律神経の調整と循環を改善する目的で施術しました。
顔頭首周りの指圧を行い、胸鎖乳突筋の筋緊張緩和を図りました。

7回目
刺鍼、補助療法は6回目と同様に行い、首肩のオイルトリートメントで後頭下縁と胸鎖乳突筋に対して施術を行いました。

8回目
刺鍼、補助療法は同様に行い、背中のオイルトリートメントでは背骨の際に自律神経の流れを良くする目的で施術しました。

9回目
刺鍼、補助療法は同様に行い、もみ返しが起こりやすかった為、胸鎖乳突筋の呼吸筋の緊張緩和に対してお腹のオイルを行いました。

10回目
刺鍼、補助療法は同様に行い、自律神経の調整を目的に顔、頭、首の指圧を行いました。
3週間は動悸が出ておらず、局所的な部分が気になり始めた為、今後は2週間に1回のペースで自律神経の調整と局所の筋緊張緩和を目的に施術していきます。

続きを見る

施術回数・頻度・期間

最初の5回までは週に2回のペース
その後は1週間に1回のペース
10回目でペースを2週間に1回にし現在も来院中。

続きを見る

施術後のケア

寝る前に百寿25 ml
足湯
入浴
お水1リットル

続きを見る