住吉鍼灸院の施術例

20wで死産、妊活再開からの妊娠

2022-02-15

これまでの経過

8wで稽留流産。
20wで胎児水腫により死産。
なかなか生理が再開せず、リセット待ち。

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鍼灸院としての診断

気滞、瘀血
心理的不安による緊張

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治療方針

死産後2ヶ月月経が来ておらず不安になっていたため、まずは気の肝気鬱滞をよくしていく。
体が緊張しやすくなっている為、副交感神経優位の状態になるよう緩めていく。
妊娠後は疏肝と補気を中心に行う。

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治療内容

初回ではお腹(特に季肋部と下腹)と首の緊張が強く交感神経優位の状態でしたので緊張をとって行くために自律神経の調整穴(百会、太衝、中脘、印堂)と頭の指圧の手技を行なった。

2診目の際にはすでに茶オリがでていたので前回と同様に自律神経調整穴と筋緊張緩和の為の背部のオイルトリートメントを行なった。

3診目から
内臓(子宮卵巣)への血流U Pのため、仰向けで自律神経調整穴や、瘀血に対して、また子宮卵巣に向けた脾経の穴(三陰交、血海など)への刺鍼
うつ伏せでは筋緊張緩和をメインに刺鍼。

その効果を高めるためにお腹のオイルトリートメント、またはホルモン調整のため頭部に向けての指圧を組み合わせた。

排卵前は鍼治療によもぎ蒸しを組み合わせて内膜へのアプローチとした。

排卵期、タイミング後は上記穴への刺鍼(百会、肩井、三陰交へは避けた)にオイルトリートメントを組み合わせた

排卵期後2週間は上記と同じアプローチ+棒灸で仙骨部を温める事で高温期の維持を測った。

その後5wで流産、翌周期もすぐにタイミングを再開し、再度陽性。


前回との違いとしては、タイミング後はオイルトリートメントなどではなく、頭蓋骨の調整の手技を入れ、より副交感神経優位、脳脊髄液の流れをよくするようにアプローチを行なった。

妊娠中はつわりに対して胃の六つ灸のアプローチ、頭痛に対する筋緊張への緩和とリラックスを主体にして23wまで治療を行い卒業となりました。

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施術回数・頻度・期間

基本は週1ペースで行い、陽性がでて12w以降は2週間ペースで治療しました。
トータル30回、8ヶ月通われました。

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施術後のケア

足湯
水分補給(ノンカフェイン)
レッグウォーマー、腹巻

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