住吉鍼灸院の施術例

タイミング法で妊娠、その後子宮脱

2020-12-09

病院での診断

PCOS、妊娠後子宮脱

治療方針

他覚的にお腹の張り、足の冷えがあり緊張しやすい状態。かつ月経痛とPCOSがあったためホルモンバランスを整えることを目的とした。
先ずは筋緊張の緩和、血流改善を行い、それによってリラックスしやすい(副交感神経優位)状態を作っていくよう治療を行った。

また、周期に合わせ、卵巣機能、視床下部、仙骨部へのアプローチを行った。

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治療内容

初回
(月経5日目でご来院。)
仰向けでは子宮卵巣機能を高めること(下腹部と脾経にアプローチ)、副交感神経優位になるように自律神経調整穴を選穴し、うつ伏せでは背部の筋緊張緩和を目的に鍼のみを行った。

2回目(月経12日目)
初回の施術にプラスして内膜に向けたアプローチ(仙骨部)、より緊張緩和していくことを目的に起立筋のオイルトリートメントを行った。

3回目(月経19日目)
PCOSがあり少し排卵しにくい状態があったため遅れたが卵胞チェックと排卵痛があったためより排卵を促すために視床下部へアプローチ(後頚部、頭頸移行部)を鍼と手技で行った。

4回目(月経26日目)
体温も少し上がり2層になっていた。仕事による疲れが強かったため、お灸と鍼で自律神経調整のアプローチと緊張しやすい起立筋にオイルトリートメントを行った。

5回目(月経31日)
前回治療後から体温がぐっと上がる。自律神経の調整と高温期の維持を目的に鍼と棒灸を仙骨部に行った
。また緊張しやすい時期なので、前回同様起立筋のオイルトリートメントを行い筋緊張緩和を促した。

6回目
陽性反応が出た。
忙しさで疲れと緊張があったため、前回の治療プラスオイルトリートメントは首肩を中心に行った。

7回目
心拍確認OK(8W)
胃腸炎と副鼻腔炎になったため消化器と免疫UPのアプローチを鍼とお灸で行い、プラスで筋緊張緩和のため吸角を行った。

8回目(9w)
5回目と同じ治療、プラスつわりが出てきたのでオイルトリートメントは胃の裏のオイルトリートメントを行った。

9回目(10w)
子宮脱になる。
固摂作用と気を補う施術を行い、血流改善のため下腿のオイルトリートメントを行った。
トコちゃんベルトの着用と骨盤底筋のトレーニングお伝え。

10回目(12w)
前回の治療プラス活法整体で骨盤を整え閉めた。

11回目(14w)
子宮脱が改善。
情緒が乱れるとのことで頭の手技を行い、リラックスしやすいように自律神経調整を行った。

次回16週を目途に卒業予定。

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施術回数・頻度・期間

胎嚢確認までは1周期
週1回ペースで5回

その後12Wまで週1回ペース
16Wまで2wに1度ペース

トータル3カ月半で12回治療

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施術後のケア

腹巻(シルク)
レッグウォーマー(シルク)
足湯
水分2リットル

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