鍼灸院ゆりの花の施術例

左首肩から手にかけての痛み・しびれ

2025-03-04

病院での診断

筋肉の炎症

これまでの経過

ずいぶん前に左頚椎ヘルニアの既往歴があり、左肩のほうが元々こりやすい。1週間前から左肩肩甲骨内側が痛みだすことに気づく。人に背中を見てもらうと、肩甲骨内側に赤味があるように見える。病院に受診して筋肉の炎症ということで処方された湿布を貼り、鎮痛剤を服用する。
痛みは変わらず、その時々で脇下や腕にかけて痛みの範囲が変わるようになったことと鎮痛剤を飲みたくないということで当院に来院。

既往歴:頚椎ヘルニア(今回は既往歴での診断なし)

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治療方針

後頚部、側頚部、肩甲骨周囲の筋肉の硬さあり。肩甲骨周囲は特に左が特に硬い。肩甲骨内側に熱感はなく赤みもない。首の動きでは顔を右に傾けると左側肩が痛む。
発症には動作痛などきっかけになるようなことがなく、頚椎ヘルニアの既往歴から頚椎に負担がかかりやすいことも考えて日頃からの姿勢などによる頚椎周囲や肩甲骨周囲筋肉の疲労の積み重ねによる痛みと考える。運動器中心での局所鍼灸の施術を行う。

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治療内容

〈初回〉
施術後、痛みのレベルが10→5の半減以下になったことを確認する。

〈2回目〉
日によって痛みがあるが、前回より良い。前回はずっと痛みがあったから気づかなかったが、自転車に乗っている時に肩から腕にかけて痛みとピリピリとしびれがでている気がする。
自転車に乗る時の腕の位置を再現していただいて痛みとしびれが出現することを確認したため、再度見直して施術する。

〈3回目〉
今日は痛みがあるほう。前回の施術後が10だとするとその後2~3レベルだったが今日は5。
自転車乗った時の腕の痛み・しびれはなくなる。

〈4回目〉
前回の施術後から痛みが気にならなくなり、今週から全く痛みがない。
前回の施術から痛みがないということで、今回をもって左肩甲骨内側を含む周囲筋の痛み・しびれの施術を一旦終了として、今後は定期的なメンテナンスで継続予定。

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施術回数・頻度・期間

施術回数:4回
施術頻度:初めのうちは週2回、その後週1回
施術期間:3週間

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施術後のケア

頚椎ヘルニアの既往歴、左肩甲骨周囲筋に硬さがあることで左側が特に症状出やすいことを考え、頚部、肩甲骨周囲のストレッチ、運動などアドバイスする。

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