鍼灸院ゆりの花の施術例

右腰~臀部~大腿後面にかけての痛み

2025-01-28

これまでの経過

既往歴:左膝痛

昨夜から右腰~太もも裏までにかけて痛みが出る。特に思い当たる原因はない。座っていても、立っていても痛いが特に歩く時に辛い。

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鍼灸院としての診断

元々体が硬いということもあるが前屈時・後屈時に痛みがある。右腰下部には圧痛あるが太もも後面には圧痛なく、椎間関節圧痛なし。股関節の可動域では伸展、内旋が狭い傾向だが特に左に目立つ。筋肉は臀部が右より左が硬く、下腿後面の硬さが目立つ。

所見により筋筋膜性の腰痛と考える

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治療方針

痛みが出ているのは右側であるが左側の股関節の動きが悪く、膝痛の既往もあることから左側を整えた上で、歩行時に負担がかかる原因となる筋肉、関連する筋肉にアプローチする鍼灸施術を局所鍼灸メニューで行う。

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治療内容

〈初回〉
うつ伏せで下腿後面、腰、横向きで臀部への鍼と適宜、灸を使って施術を行う。
施術後、来院時痛みの強さのレベルが10→5に半減して、歩く時の痛みも軽減したということで施術終了する。

〈2回目〉
施術後の2日間、起床時から昼前までしばらく痛みはあるがその後は痛まない。痛みは歩くときの痛みはなくなったが、立ち上がりで痛みを感じる。

前屈時・後屈時の痛みは前回より減って後屈については以前より腰が反らしやすい。今回は腰の右回旋で右腰が痛む。

歩行時の痛みはないということであるが原因となる筋肉の硬さは残るため前回の方針に立ち上がり時、右腰回旋時に痛む筋肉へのアプローチする鍼灸施術を行う。

施術後、施術前の痛みの強さレベル4→1.5に半減する。元々、体が硬く腰に違和感あるのが普通で元に戻ったということで急性の痛みとしての鍼灸施術を終了とする。

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施術回数・頻度・期間

施術回数:2回
頻度:2日

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施術後のケア

腰痛再発防止のための股関節周りの筋肉のストレッチを指導する。

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